[富士山登山]ちょっくら富士山に登ってきた

富士山登頂は2年越しの夢で、今年の年初の目標でもちゃーんと富士山登頂を入れていた。まぁそこらへんの想い入れとか執念とかはリンク先を見てもらうとして、先週末、富 士 山 に の ぼ っ て き ま し た !

■感想

マジきつかった。富士山なめんな。まさかたかが山登りでこんなに疲れるとは思いませんでした。つか、富士山ってもっとなだらかなんじゃなかったのかよ!8合目以降は軽いロッククライミングじゃねぇかよ!いやー騙されました。けど天気は快晴で景色は最高。ご来光は見れなかったけど(後述)苦労した分思い出に残る初富士登山でした。…と締めてみる。

それでは壮大なる富士登山の道中の話。文章で説明するよりまずは写真を見てくれ!


■スタート~5合目

今回は5合目吉田口まで車で行きそこからスタート。最初の富士山だし一番一般的なルートってことで…と思ったら、12時くらいに富士山に付いたときには駐車場が満杯。5合目から2km離れた特設駐車場に車を止めて歩いたのでした。登る前から体力消耗かよ…。

※教訓 富士山は混みます!登るときはスタート早めに!

5合目~6合目は半分くらいが平坦な道なんでらくちん。頭上に雲があるのに注目。これから雲の上まで登ります。( ゚д゚)

■5合目~6合目の後半エリア。

ここらへんは緑も多く普通の山っぽいんだけど…。

■6合目~7合目

さぁさぁ来たよーーー!!!!ここからが富士山本番!上は見えてるけど、道がジグザグで中々進まない。地面も火山っぽくなり乾いて踏ん張りが効かなくなる。途中の山小屋で休憩を入れながら、ストイックに登る登る登る。

↑ちょっと見にくいけど、かなり上の方までジグザグの道が続いてるのが分かります(写真の真ん中)。

■7合目

これなんて山岳ステージ?冗談抜きで本当に岩の上を進んでいきます。軍手必須

ここらへんまでくると、道幅が狭くなってくるので自然と登山行列になる。経験者が言ってたけど、休日の富士登山は自分のペースで昇れないのが一番辛いと。スキを見てサイドから抜かすも空気が薄いので結構キツい。体力に自信がなければ素直に行列で登るのが吉。

■7.5合目

ついに雲が真横に。もう気分はチベット。

いやぁ。この一杯がたまらんのですよ(注:600円)

■8合目~8.5合目

ノー緑。登れば登るほど、道のりが急になってあからさまに景色が変わっていくのは面白かった。高山登ってるなぁという気分を味わえます。いや、リアル高山なんだけど出来すぎ。

■山小屋での宿泊

今回は昼出発→山小屋で雑魚寝→山小屋夜出発でご来光コースでした。宿泊したのは富士山ホテルという名の山小屋。この山小屋が超絶狭い。幅70センチのスペースで寝ろってのはやり過ぎだろ、おい。富士山の山小屋は全部こんな感じらしいが…。けどこの山小屋は経験者さんのチョイスってだけあって飯やサービスは(金はかかるが)充実してました。食事スペースではある程度ゆっくりできたしね。

■夜間登山

AM2時に起床して山頂を目指す…。写真はないです。だって真っ暗な中じゃフラッシュ使っても無意味なんだよ?けど夜間登山の光景は撮りたかったなぁ。7合目~8合目以上に大渋滞。そりゃご来光見るために来てるんだもん。実は今回の登山で一番辛かったのがここで、道のりは特に急じゃないけど

  • 人が多すぎて先に進めない
  • 寒すぎ(3℃くらい)
  • 暗くて頂上(目標)が見えない

ので、体が冷える冷える。混んでなければ60分くらいで登れるのを、120分くらいかけたからなぁ。そりゃ身体も冷えるわ。昼間に行くと全然楽に登れるんだろうけど。

■ご来光&頂上探索

こんな太陽が登りきってるのご来光じゃねぇ!ってとこだがちょっと聞いて欲しい。なんとかご来光前に山頂に着いたもののご来光直前で山頂が雲に覆われ。晴れたら写真のような状態だったのでした。ポカーン( ゚д゚)

山頂から夜登ってきた道を確認。ギャー!ご来光終わっても混んでるよ!もうね、人大杉。全然進まないんだもん。富士急のアトラクションじゃないんだからさぁ。

エキストラステージ!Road to 剣が峰ダァァァァァァ!!!!お鉢周りは地味に辛く、1時間くらいかかりましたとさ。

■富士登山のご褒美

今回何をとトチ狂ったか、富士山頂でおしるこを食べよう、ということでみんなで手分けしておしるこセットを持って上ってました。俺は水2L担当。重いよ。まぁ人によってはおしるこの缶とかガスバーナーとか持たされた人もいるから、それに比べりゃまだましってモンですが。

けど山頂で食べるおしるこは絶品。何食べてもうまいんだけど、自分で作ってアツアツのを食べるっていうのがいい。山頂で料理してる人、結構いました。今度行くならもっと本格的に豚汁とか作ってみたいなぁ。

■下り

富士山は登りと下りが別の道になっていて、下りは結構急で足場も柔らかい。なんでコツさえつかめればさくさく降りれます。ちょっとあっけないけど、今まで登ってきた道を横目に超スピードで降りていくのは快感。登り6時間に対して下りは3時間くらいで降りたかな。

■まとめ

マジきつかった。なんつーか苦行だね。普通の山と違って珍しい高山植物があったり自然と一体になれる感もなく、緑は少ないし都会並みに人は多いし決められた道をストイックに登るだけ。だがそれがいい。意外とトイレは綺麗だし金さえ出せばある程度のモノは手に入るし。ゴミも思ってたよりも少なかったです(清掃登山隊のおかげなのかな?)。

ただやっぱ体力的にはキツかったかなぁ。行列登山に嫌気が差して行列を抜かす→休憩を繰り返してペースが定まらなかったからかも。楽に登るのなら返って休憩せずに同じペースで登りきるのがよいと思います。人のいない朝から日帰りで登るとかね。ご来光が見れなくても大丈夫。その他の景色が十分凄くて感動できるから。

■富士登山必須アイテムとか

まずは軍手。途中岩を掴むように上るところがあり防寒用手袋にもなる。杖なんてネタアイテムいらねぇからこっち持ってけ。次にレインコート。実は俺、忘れたんだけど大雨降ってたらヤバかった…。山頂の気温3℃で雨に降られるの想像してみ?ただでさえ震えながらご来光待ってた(しかも見れず)のに、雨降ったら多分死にます。あとは懐中電灯かなぁ。ヘッドライトもいいけれど、あれはうまく足元を照らせない気がする。まぁ他の人が持ってるから要らないっちゃいらないんだけど。

消耗品としては水、お菓子などなど。水は2Lあれば十分。お菓子はドライフルーツがお勧めかなぁ。マンゴーとか。余裕があるなら魔法瓶にお湯入れて持っていくと、コーヒーやカップラーメン美味しく食べれるね。おしるこは真似しなくて良し。

あと当然ですが、ゴミは持ち帰れよってことでゴミ袋。

■来年

登ってもいいんじゃないかと思ってる俺がいる(笑)。これ自転車で琵琶湖一周と同じような中毒性があるなw。完全攻略というか、自分のモノにするまで登り続けたいというか。まぁ日程と相談ですかね。