トロントの医師のダイエット本メモ

こういう本があります。

トロント最高の医師が教える 世界最新の太らないカラダ

ダイエット本だが、内容が冗長で時間をかけて読むほどではない。また冗長なので要点が印象に残りづらい。なので、自分用メモとして本の主張をまとめました。

ダイエットの原理原則

何を食べるか

  • 食物繊維
  • いい脂肪
    • ナッツ、乳製品、アボガド

特に食べてはいけないもの

  • 砂糖
    • お菓子
    • ジュース飲料
  • 精製された穀物
    • 菓子パン

本中で高度に精製された炭水化物として繰り返し出てくる、最も危険なもの。特に目新しい事ではなく、万物のダイエット法で砂糖を良しとしているものは一つもなし。とにかく砂糖は悪。ケチャップなども少量でも砂糖率が高いので危険。

ほどほどに

  • タンパク質

世間で言われてるほどの効果はないが、食べることにデメリットはない。

以上。具体的な食品名を知りたければ本を参照

いつ食べるか

  • 食間を空ける
    • 間食をしない
    • 1日の食事回数が少なければ少ないほど良い
    • 定期的な断食を推奨

食事をとり終わったタイミングで肥満の原因であるインスリンが分泌され、2,3時間後に分泌が収まる。仮に間食をしたり食事の回数が多ければ、インスリンの分泌が収まらないうちにまたインスリンの分泌が始まる。こうなると、インスリンが分泌されている状態が普通となり、より多くのインスリンを分泌させようとし、インスリン抵抗性の症状になる。食事の間隔を空けることで、インスリンが低い状態を長く作り出すことが出来、インスリン抵抗性を弱め、同じ食事をした際でもインスリンの分泌を少なくすることができる。

インスリンについて

脂肪の蓄積を促すホルモン。過剰に分泌されると肥満の原因となる。

さまざまなダイエット法について

無意味ではないが、ダイエットの原理原則にかすっているだけなので効果が出ているだけ。

低カロリーダイエット

カロリーを取らないこと自体に意味はないが、低カロリーを心がけて夜食を抜いたりお菓子を控えたりするため、一見効果がある。しかしながら、取得カロリーを減らした分だけ、体の消費カロリーも減るため、取得カロリー分の減少分ほどは痩せない。逆に言うと、食べ過ぎた時は体の消費カロリーも増えるので、食べ過ぎたから即太るわけではない。

糖質制限ダイエット

結果的に本書で食べてはいけない食品を避け、推奨される食品を食べることになるが、食事タイミングを考慮しない手法のため、食事タイミング次第では思ったような効果が出ない事も

午後6時以降は食べないダイエット

結果的に食事をしない時間が長く続くため、効果あり。ただし、食事の内容にも気を配らないといけない。

朝食抜きダイエット

結果的に食事をしない時間が長く続くため、効果あり。ただし、食事の内容にも気を配らないといけない。

まとめと本の感想

いざまとめてみると、特に目新しい要素はないと感じた。それだけ、ダイエットというのが原理原則に基づいたもので銀の弾丸は存在しない、ということでもある。こう考えるとこの本の売り文句「一生太らないカラダを作る」は少し嘘ではないかと思う。つまり、一生砂糖を控え、間食をしなければ痩せ続けられる、と言っているだけで、それを簡単にできないから困るわけである。

なので有用な本かと言うと疑問だが「これだけ権威のある学者でも月並みな結論しか出せない」とあきらめて、ダイエットをがんばるモチベーションにはなると思う。

夏を乗り切るときに気を付ける事メモ

ここ1,2年は夏の暑さにやられて体調を崩しているので、今年の対策メモを記載します。なお実績としては7月下旬~8月上旬くらいに徐々に体調が悪くなり、モニタを見ていると吐き気がしたりします。仕事がつらく、結構困ってます…。今年は梅雨が長かったので、発症するとしたら8月中旬くらいかな、と思います。

テーマ:自律神経の維持

夏バテの原因 症状・疾患ナビ | タケダ健康サイト

よく言われている「自律神経の異常」が体調不良の原因と仮説を立て、対策を考えます。

冷房の使い方

体に直で冷房を当てるのはNG。とはいえ寝室が狭いので、寝室の冷房は使わず隣の部屋の冷房をつけ、寝室は扇風機を回すことで対応しようと思います。

冷感シートの利用

ひんやり感があるシートやまくらを使って、少しでも冷房を使わずに対応できればと思います。

よく寝る

夏はやりたいことがあっても我慢して、体調優先で睡眠しようと思います。

そこそこ運動する

運動はした方がいい気がするので、体調悪くならない程度に運動します。

ビタミンB12取る

以前、めまいの症状を医者に訴えたらビタミンB12を勧められ、そこそこ聞いた気がするので今年も使います。

在宅勤務の活用

通勤すらもダルそうなので、在宅で仕事しようかなと思います。しかしオフィスの冷房の方が高性能なので、これは迷いどころ。

温泉で交互浴

自律神経を整えるといわれる交互浴を積極的に取り入れようと思います。

山に登る

去年の猛暑も、標高2,000m級の山だと気温25度くらいで涼しかったので、今年も行こうと思います。

山で仕事する

むしろ、山にPCもって仕事をするのがベストなのでは?と思うので、出来るかどうか含めて検討します。

仕事しすぎない

というか、夏は夏休みなので、無理して仕事しすぎず自然と遊ぶのが良い気がしてきました。

まとめ

いろいろと対策を考えておりますが、無事に夏を乗り切れることを祈ってます。

ひめゆりの塔に行った感想

ひめゆりの塔行って思うことは、今後同じことを起こさないためにはどうすればいいのか?(※)なんだけど、地上戦で20万人死ぬ、みたいなのは今後起こらないのでは、と思う(起こらないでほしいという願望も込めて)

実際、”戦争一覧 – Wikipedia“を見ても、近年の戦争でそこまで死傷者出てるのはない。イラク戦争 – Wikipediaはかなりの数だがこちらは7年で約5万人の死者(民間人は諸説あるが10万~50万)、沖縄戦はたった3か月で20万人である。

理由を考えると、昔みたいに地上戦でやりあわなくても、もっと賢く相手を負かすことが出来るようになった、というのがある。例えばステルス機によるリーダー爆殺だったり、補給路を止めたりする。相手の軍隊を1万人殺すより、首都の電源を止めた方が相手は困るわけで。つまり、相手を困らせて”やめてくれ”と言わせる方法はいくらでもあるし、その方法も確立されてきた。

2点目。人々の意識も変わってきて、軍隊だから殉職してもおkではなく、軍隊だけど出来れば死にたくない、無駄死にはしたくない、というマインドがあるのでは?と思う。これは楽観論だが、軍隊式の教育を受けていたとしても、インターネットからいろんな価値観を得て、世界の価値がフラット化すると「国のために死ぬ」という価値観はおかしいと気づくはず。兵士本人がその気がなくても、兵士の家族はそういう価値観であるため、無駄死にさせたとなると遺族賠償とか大変なことになると思う

以上の2点の理由より、地上戦で血みどろの戦いをするより、もっとスマートに相手を倒すことが近代戦闘で重要かと思う。よって戦争は今後も起こると思うが、戦争による大量死亡は少なくなると思う。

さて、ここで考えたことが2つ。

「戦争反対」は何に反対?

前述の通り、兵士が死にまくり、民間人が巻き込まれまくる”戦争”は今後少なくなってくると思う。「戦争反対」の”戦争”のイメージはそれだし、確かにそれ(人間死にまくり)は僕も嫌なのだが、では、上層部同士であっさり決着がつく”戦争”はどうなのか?と考えると”戦争”というのが良く分からなくなってきた。僕個人は人が死ぬのは嫌だし”戦争”にも反対だが、”交渉”は必要だと思っている。その”交渉”がどのレベルを超えると”戦争”に近くなるのか、正直良く分かっていない。今度右寄りの友達に聞いてみようかな。

日本は大丈夫?

前述の通り、現代で他国と争うとなると、よりクレバーで合理的な考えが必要となる。昔も、アメリカの空爆機に対して竹やり訓練をするなんて笑い話(笑えないが)があったが、現代はさらにそれが加速されており、末端の兵士や民間人が何十万人いても最新のステルス戦闘機に勝てるわけがない。

それと同じで、近代の新手の攻撃、ネットワーククラッキングや電磁パルス、データ盗聴など、高次元の攻撃に対して民間人は無力である。よって国が組織的にクレバーな対策を立て、労働集約ではなく少数精鋭で対抗していかなければならない。

そこで不安になるのが、7ペイの事件である。

セブンペイ、抱えていた「不発弾」の代償:日経ビジネス電子版

「ITに対する理解度の差が、そのまま経営に反映される時代に入っていることにセブン&アイの経営陣は気付いていただろうか。」という一文が妙に胸に刺さったのだが、日本の上層部はIT(ならびに高度な戦争技術)が、そのまま戦力に反映される時代になっていると気づいているのか、ということ。

現場の頑張っているであろう自衛隊員の方がどれだけ優秀でも、後方司令部がしっかりしていないと意味がない。これだけが不安に感じた。

※仮に血みどろの地上戦になってもできるだけ死傷者を出さないためにはどうすればいいかも考えたが、現場レベルで言うとドライに早期降伏するしかないと思った。それより前、負けが見えた時点で降伏すべきだが、それが出来なかったのは失敗の本質というのに書いてある。こういうのを考えていると、国民全員がナチスを信じてしまったドイツで、どういう再発防止策をしているのかに興味を持った

Huaweiをめぐる中国米国貿易戦争雑感メモ

ただのメモです。

まず私の基本スタンスですが、Huawei自体はよいメーカーだと思っています。その理由は1点だけで、製品が良い。ブランディングだどうだという前に、メーカーなら製品で勝負すべきと思っているので、製品の質はそのままメーカーへの信頼となる。自分でスマートフォンを使っていてそう思うし、周りの評判や業務用のネットワーク機器なども特に悪い噂は聞きません。

振り返ると、日本でHuaweiが認知されてきたのは2017年くらいで、2018年くらいにキャズムを超えて一般層にも浸透し始めた気がします。

P20やMate20が絶好調、年2億台出荷を超えたファーウェイの2018年を振り返る:山根博士のスマホよもやま話 – Engadget 日本版

昔は”中華スマホ”とレッテル張りされたカテゴリーがあり、Xperiaよりも安いが安定性は微妙、みたいな感じでしたが、2016年~2017年くらいから、Xperiaはコスパ悪い…みたいな言説となり、中華スマホへのレッテルが減少。そんな中で出てきたのはHuaweiだった気がします。

貿易戦争

で、2018年末から米国-中国間の貿易戦争が激しくなり、Huaweiがこれに巻き込まれていきます。2018年末にCEOがカナダで逮捕

Huaweiの孟晩舟CFO、逮捕容疑は詐欺――アメリカで有罪なら実刑30年の可能性 | TechCrunch Japan

その後、米国がHuaweiを制裁リストに追加し、GoogleがHuaweiの新機種に対してAndroidOSを提供しないと宣言。このあたりのニュースはいろいろ追っていたので、ライターの中でもHuawei派と親米派がいるんだなぁと気づいたり。

なお、2019年6月のG20で、トランプ大統領が”Huaweiを禁止リストから削除する”と宣言したので状態としては元通りですが、一度こういう事が発生してしまったからには、Huawei = 中国製品を使う懸念というのはリスクがあるんだよ、となります(それが米国の狙いなんでしょうが)

貿易戦争でショックだったこと

GoogleがHuaweiに対してAndroidOSを提供しないと決めたこと。お花畑的な発想ですが、政治の世界でいろいろあっても、テクノロジーの世界では最短ルートで未来だけ目指してほしい、と私は願っていたようですが。Googleも米国企業の一員である、と嫌でも意識させられました。もちろん、Googleにとっては中国は自社サービスのノウハウを盗まれ、撤退に追い込まれた”敵”ではあるし、中国が米国のサービスを次々禁止して自国内で似たようなサービスを作っているのは知っていますが。

それでもGoogleにはこういう”報復行為”を行わず、おおらかであってほしかった、と思います。

Huaweiがスマホ利用者の情報を抜いているかどうか

個人的にはやってないと思います。バイドゥみたいに過去にやらかした企業と違い、Huaweiは内外に向けて誠実な企業をアピールしています。このアピールを真に受けるかどうかは置いといても、トップが常時こういったメッセージを発信している場合、現場にもマインドが浸透していると考えるのが自然。つーか、裏で悪い事をするつもりがあれば、それと正反対のトップメッセージは出さずに、もうちょっと角度の違ったメッセージを出した方が合理的です。

なお、たまに叩かれる個人情報収集のプライバシーポリシー(勝手にユーザー情報を収集する場合があります)ですが、ちょっと見たところ他のメーカーも同じような事が書かれているし、日本のTカードなんてそれ以上の情報を勝手に警察に渡すとか中国企業より凶悪じゃん?と思うので、これを持ってHuaweiが悪いとは言えないと考えます。

ちなみにはてなブックマークでも、Huawei寄りの記事にはHuawei支持派のコメントがつくし、反Huaweiの記事にはHuawei批判のコメントがつくので、これはもう真実が分からない思想戦争になっている気がします。

ただ、中国企業である以上、中国政府に言われたら従うしかないよね、という指摘は同意します。この指摘を回避するためのただ1つの方法は、Huaweiが米国企業になる事です。本社を米国に移し、米国の投資家に株を持ってもらえれば中国の企業ではなくなる。現実的には難しいですが、Huaweiの企業マインド的にも中国寄りは米国の方が近いし。Huaweiが米国で生まれてたらよかったのにな、と思います。

金融庁の老後2000万不足報告書を読んだ感想

原文はこちら。20分くらいで読めました。

金融審議会「市場ワーキング・グループ」報告書の公表について:金融庁

既に各所で感想が出ていますが、自分で読んだ感想をまとめておきます。メディアの感想は以下から。

金融庁 年金報告書 – Google 検索

健康寿命を延ばすことは重要

現状、男性の平均寿命は81歳、健康寿命は72歳。よって9年間は身動きの取りづらい状態になり、金融資産を取り崩しながら生きていくしかない。カネがなくなれば死。健康寿命期間なら(その時に仕事があれば)なんとか安賃金で働きながら生きていけるが…。

まぁ健康寿命が延びれば寿命も延びそうなもので、健康寿命終了~死ぬまでの期間はどうやっても存在するが、寿命をコントロールできない分、運動や食事に気を使って健康寿命を延ばす事しか努力の方法がない。

認知症の発症時期

上記の健康寿命にも関連するが、80歳~84歳の認知症発症率は男性で1/6、85歳以降は1/3となる。寿命と同じく認知症もコントロールできなさそうだが、自分が認知症になったことを考えて、免許を返納したり、金融資産の整理をしたりという仕組みを考えるのは大事。

「働けるまで働くこと」が現状確実な解決策

報告書によると、日本の60歳~65歳の思考力は、OECD諸国の45歳~49歳と同等。前述の健康寿命の件とかぶるが、なるべく健康にカネを稼げる状態を維持するのが大事。思考力はあるんだから。

定年時点の想定金融資産の把握

定年後にもらえる給与以外のお金というと

  • 年金
  • 退職金(サラリーマンの場合)

の2種類である。まず年金については定期的に送られてくる「ねんきん定期便」でシミュレーション可能だが、以下の記事でもっと便利な「ねんきんネット」なるものの存在を知ったので今度登録してみようと思う。

「年金2000万円不足問題」のばかばかしさ – 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)

…と思ったら既に登録していたのでログインしてシミュレーションしてみた。どうやら65歳から年間180万円くらい貰えるようです。…ってどう考えても足りなくね?飯だけ食って生きるわけじゃないし…。現実を直視するのは大事、という話でした。

退職金であるが、私の場合は所属企業が確定拠出年金という形で退職金を運用しているため、おおよそのシミュレーションは可能になっている(余談だがこのせいでiDeCoに入れない…)。なお、報告書によると、3割の人が「退職金の給付額を受け取るまで知らなかった」2割の人が「退職して半年以内に初めて知った」らしい。こんな状態にならないように、所属企業に想定退職金を確認しておくべきである。

毎月の支出額の計算

報告書によると「平均的な夫婦だと、定年後に毎月5万円のマイナスとなる」ようだ。この計算の内訳も報告書にあるので、自分がどのような支出をするか、シミュレーションするのがいい。

まとめ

  • 健康でいる事
  • いつまでも働けるようにいる事
    • 労働市場から需要がある事
  • 将来のシミュレーションをしっかりとする事

が大事だな、と思いました。なお、この感想は私が特に労働がどちらかというと(暇つぶし、人助け的な意味で)好きであり、仕事が嫌いだ、早く仕事を辞めたい、遊んで暮らしたい、というような要望を持っていないので感じた感想であり。早期リタイヤ狙いの人はもっと違う考えだと思うので、それはそれぞれ考えてください。

報告書に「この報告書が契機の一つとなり、幅広い主体に課題認識等が共有され、各々が「自分ごと」として本テーマを精力的に議論することを期待している」と書いてあるんで、考えてみました。

“分かりやすい資料”というもの

最近資料作成やレビューをしていて思ったことです。

前書き

「ミーティングで使う資料は事前に送付しておいてくれ」と言われて送っても、結局資料は読まれない。だがこちらも怒る事はない。なぜなら期待していないから。自分も送付された資料を読んでもよく分からず、対面で説明を受けて初めて理解できたことが多い→対面で説明を受ける方がよい、という経験からである。

しかし最近本当に優れた、読むだけで分かる資料の存在を認識し始めている。

例えば以下の資料はすごく分かりやすかった。

「日本最大の資源」とは何か。人事が変える日本の未来

今は仕事でこのクオリティの資料を作ろうとしている。

“資料だけで分かる”資料の難しさ

簡単に作れるものではない。なぜなら私は今まで口頭で説明をする前提の資料しか作ってこなかったからである(※1)。レビュワーに”もっと分かりやすくしてよ”と指摘されても”分かりやすく”の意味が全く分からなかった。なぜなら、私の中では十分に”分かりやすい”資料なので、何を直せばいいか分からなかったからだ。

それでも半年ほど経つと目が肥えてきて、今までの”分かりやすい”との違いが分かるようになってきた。以下の図の”Lv3 資料だけで説明できる”資料の存在を認識し始めた。

資料レベル 今まで これから
Lv1 資料+口頭で説明できない × ×
Lv2 資料+口頭説明できる ×
Lv3 資料だけで説明できる -(存在を認識していない)

違いが判ると、本当に”分かりやすい”資料には感動さえ覚える。例えるなら、舌の肥えてない子供に北海道のウニを食べさせても違いが分からないが、大人が食べると感動して、ウニが嫌いな人も好きになってしまうようなもの。

今までの自分は資料を作る時もレビューする時も、内容が正しいかどうか・口頭説明して詰まらないかを中心にレビューしていた。以前までの職種ならそれでよかったのだが、今は違う仕事をやっているのでそれでは不十分である。

※1 SIerの現場あがり、その他現場系の人たちは全てそうだと思うが

レベル3資料の条件

まだ自分でこのレベルの資料は作れないが、どういったものが”分かりやすい”のかは説明できるようになってきた。一言で言うなら誰が読んでもストレスがない事である。(※2)

このような資料は結果的に以下のような特徴を持つ

  • 何が言いたいかが常にわかる
    • 伝えたいメッセージがはっきりしている
    • 誰かが説明しても同じような結果が得られる
  • 不要なメッセージが挿入されていない
  • 同じようなスピードでスライドを読み進めることが出来る

※ 2 “誰が”というのは、その事柄に興味を持つ人全て、である(さすがに「日本最大の資源」とは何か。人事が変える日本の未来の資料を”日本の働き方”に興味がない人がストレスなく読み進めるのは難しい)

“レベル3資料”の作り方

今までレベル2資料のものしか作ってこなかった人が、レベル3資料のものを作るのは難しい。なぜなら存在すら認識していなかったのだから…。そのためには、資料レベル3を作れる人にレビューしてもらうのが一番だが、周りにいなければレベル2資料を元に口頭説明した内容を録音して資料化するがお勧めである。

現場系の人が作る資料は、口頭で説明するイメージを資料に落としただけ(つまりスピーカー用のカンペ)である。自分とコンテキストを深く共有している人、例えば同じプロジェクトのエンジニアや、お客様の担当者ならカンペを読めば言いたいことが分かるが、お客様の上司には分からない。だからお客様の上司がミーティングに出席している時は、資料にない内容を口頭で補足説明しているはずである。その内容が”レベル3資料”になるはずである。

“レベル3資料”サンプルの探し方

企業の公的な発表資料や、IR資料が参考になる場合が多いです。特にソフトバンク系の発表資料は分かりやすく参考になる場合が多い。反面教師も多いが…。

ちなみにエンジニア向けカンファレンスやコミュニティでの登壇資料は”レベル2資料”である場合が多い。メインはスピーカーの”しゃべり”であり、資料は”しゃべり”を補足するためのものである。よく、有料イベントの資料が後日公開されて「んじゃ行く意味なかったじゃん」となったりするけど、それは違います。

自分の2018年まとめ(勤務時間の話)

いわゆる1年のまとめエントリである。ここ数年、まとめエントリは書いてこなかった。理由は

  • 単純に感想を書くだけで改善を考えない
  • 書いても見直さない

からである。これは私が日々目標もなく生きているからではなく、目標というのは1年という長期スパンで考えるのではなく、もっと短期で設定・評価していくものだと考えているからだ。普段からセルフレビューで目標を立てているので、1年の終わりだからと言って特に語る事もない。あとスノーボードで忙しい←これが主な理由。

それではなぜ今年は書くかと言うと、2018年から仕事にかけた時間を正確に測るようにしたので、その評価を書く。

↓こんな感じで書いてた

記録のポイントは1つで、実際に仕事をした時間だけ書くこと。具体的には以下がいわゆるタイムカードと違う。

  • 以下は勤務時間に含めない
    • 勤務時間中に同僚と仕事と関係ない雑談をした
    • 仕事の移動中にスマホゲームやった
    • 仕事を少し中抜けしてプライベートの予定調整をした
  • 以下は勤務時間に含める
    • 休日に家で仕事をした/調べものをした
    • 勤務時間外に電話対応
    • 通勤中に仕事の調べ物をした

なので、会社に提出している勤務表の時刻と、この記録表の時刻は合致していない(会社に対してそこまで細かい勤務実績を出してられない)

この方式の目的は、実際に自分がどれくらい仕事をしているか自分が知る事、知ったうえで仕事にかける時間を減らし、他にかける時間を増やすのが最終目標である。

ちなみに、他にかける時間の目標を一応立てていて、例えば月に30時間は仕事以外の技術を勉強する事など。これについての報告はパスするが、うまくいったりいかなかったり、という事を報告しておく。

正味の勤務時間

2044時間15分でした。

こちらのブログによると、男性正規雇用者の平均は2,342時間/年なので、これよりは短いようです。一方、仮に残業なし、有給全取得を行った場合は、1日の勤務時間が7.5時間として年間勤務時間が1672.5時間なので、300時間弱の残業をしていることになるようです。

参考までに以下が計算表。お盆休み抜きの土日祝の数と、自社で利用できる年間の有給数を考慮し、勤務日数を算出。これに7.5をかけています。2018年は1672.5時間、2019年は1642.5時間。

総日数 土日祝 有給 勤務日数 勤務時間 勤務実績
2018 365 117 25 223 1672.5 2044.25
2019 365 121 25 219 1642.5 ?

300時間弱オーバーの原因

  • 有給を全て使い切らなかった
    • 7日くらい余ったので、これで7 * 7.5 = 52.5時間の損
  • 単純に残業した
    • 20時間程度×12 = 240時間程度残業したようです。

有給は置いといて残業の傾向を調べると、まんべんなくの残業ではなく何かの締め切り、例えば案件などの締め月などに残業が多くなっていることが分かる。それではその他の月はヒマなのか?もちろんそうではなく真面目にやっているが自分のペースで仕事をできているので、ある程度見通しが立つし、優先順位を自分で組み替えることが出来る。

すなわち優先度の低いタスクを後回しに出来る。これについては、もう少しがんばってそのタスクを終わらせた方がいいのでは?という説もあるのだが、それは勤務時間とのトレードオフなので、どちらを取るかは本人次第である。私の場合「取り掛かれそうだったらやる」くらいのスタンスだが、例えば絶対に残業しないスタイルの人なら、切り捨てるようなタスクはあると思う。

対策

話がそれたが、案件の締め月に残業が多くなっているのをどうにかする必要がある。これはつまり、顧客からの要望は優先度が高く後回しにし辛いからである。お金貰って動いている以上これは当然なので、案件の締め月は他のタスクの優先度を下げる、他のタスクをあまり予定せず、スケジュールにバッファを持たせておくのが重要である。

…という、いたって普通の解決策でした。

ただ、忙しい月を事前にマークし、そこにタスクが入りそうになったらあらかじめ排除を試みることは重要です。

なお、特に対策せず残業して残業代をもらう、という選択肢もあり、それも1つの生き方だが、その方法はやろうと思えば簡単にできるためここでは考察しない。

浮いた時間どうする?

自由に使わせろ。冒頭でも書いた通り「月に30時間は仕事以外の技術を勉強する」など、ある程度のイメージはあるが、何もない時間を作ることも大事なので、浮いた時間を全部梅に行くようなスケジュールにはしない。ただ、家に勝ってもやる事がないから残業する、になるのは良くないので、ある程度のイメージをもってとりくむ。

まとめ

特にオチはないが、こんな事をしています、考えています、という章会でした。この取り組みは2019年以降も続けていきたいです。

豪雪時の都市部チェーン規制についてパブコメ送りました

こんな話題がありまして。

大雪時のチェーン義務化、国交省(共同通信) – Yahoo!ニュース

スタッドレスでぶいぶい言わせてる僕としては「スタッドレスで十分!チェーン不要!」と脊髄反射し、他の雪山ユーザーも同様の意見でした。そして以下の通り、国の方でパブリックコメントを募集しているようなので「スタッドレス車は通行可にせよ!」という意見を出そうと思いました。

報道発表資料:チェーン規制等に関する改正案のパブリックコメントを開始します~「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令の一部を改正する命令案」について~ – 国土交通省

が、国に言う以上はちゃんと考えて意見したいな~と思った結果、以下のようになりました。

本規制の目的を考える

国のリリースから引っ張ってきました↓

1.改正の背景
・ 大雪時における道路交通の確保を図ることを目的として、本年11月1日に国土交通省で開催された第4回冬期道路交通確保対策検討委員会で、大雪時の道路交通の確保のためにいわゆるチェーン規制を実施すべき旨が示されたことを踏まえ、道路標識、区画線及び道路標示に関する命令(昭和35年総理府令・建設省令第3号)の改正を行うことを予定しております。

大雪時の道路交通の確保のためにいわゆるチェーン規制を実施すべきとありますし、各種報道にもある通り、昨年の大雪時の都市部国道での立ち往生事件の再発防止として考案された規制です。

昨年の事件を再発させないために何らかの規制を行うのは賛成です。緊急車両の通行を妨げるのはよくないし、雪が落ち着いて物流を復旧させようと思っても、路肩に落ちて動けない車があれば復旧が遅れるからです。

ただ、規制によってスタッドレスユーザーの自分が影響を受けたくない、という一心で、以下考えてみました。

対象のタイヤ種別

登坂力

ユーザーが一番かみついているのは”チェーンOK、スタッドレスタイヤNG”ということです。なるほど、確かにチェーンの方がスタッドレスタイヤよりも登坂力が高く、スタックしにくいかもしれません。しかしながら、大部分の一般ユーザーはチェーン未保有、スタッドレスタイヤであり、スタッドレスタイヤなら雪道だろうがゲレンデの坂だろうが、特に問題なく登れることを経験上知っています。実際、JAFのテストは以下の通りです。

JAF|交通安全とエコ|JAFユーザーテスト|雪道での登坂テスト

…まぁ二駆スタッドレスでは厳しいゲレンデもありますが、ひとまず街中レベルの坂なら”〇問題ない”と扱います。

見分け

遠目から見て、スタッドレスタイヤとノーマルは区別がつきません。よって、高速道路の入り口のようなチェックをしなければ、ノーマルタイヤユーザーが”ばれないだろう”とスタッドレスタイヤのふりをして規制を突破する可能性があります。

タイヤ種別まとめ

以下となりました。

種別 見分け 雪道の登坂力
チェーン チェーン ◎問題ない
スタッドレスタイヤ タイヤ 〇問題ない
ノーマルタイヤ タイヤ ×問題あり

ということは。解決策として、スタッドレスタイヤとノーマルタイヤを見分けることが出来るようになれば、問題が解消する事が分かります。ぱっと思いつく案として…

  • 1.国の認定のスタッドレスタイヤは、スタッドレスを分かる目印をつけることを許可する。そのタイヤを着用していれば、チェーンと同等扱いとする
    • タイヤメーカーとの協力が必要だが、利権が生まれるので意外と仕組みづくりが進むかも?
    • ノーマルタイヤで再現できては意味がないが、その場合はタイヤメーカーを処罰すればよい
    • 自力で目印を生成するようなユーザーはいないだろう、と予測
  • 2.運転手に対してスタッドレスタイヤ着用の認定証を国が発行できるようにする。
    • 認定証を発行するまでの仕組みづくりが大変そう
    • 外観で分からない、というデメリットがないため、ズルをする運転手はいそう

くらいでしょうか。2については、急ピッチで進められたドローン認定でも1年程度なので、結構時間かかりそうですね。1について、統一した印を作って生産までこぎつけるには時間がかかりそうですが、認定スタッドレスのタイヤ型番さえ決めてしまえば、ひとまず機能はしそう(自転車の職質みたく、いったん警察官につかまるというステップが必要になるが)です。

ただ、どちらにしてもコストがかかるため、スタッドレス解禁は次のステップであり、ひとまずはチェーンのみで規制が始まるのは仕方ないかな…と思います。

対象範囲の道路

ゲレンデへの道や、長野県北部などそもそもの豪雪地帯の道路は規制不要でしょ、と思います。理由として

  • ほぼ全ての車がスタッドレス以上の装備を着用している = スタックする車が少ないから
  • スタッドレスで登れないような坂でスタックしている車がいたとしても、市民生活に影響がない道路だから

からです。スタックを0にするならこれらの道路もチェーン規制の対象とすべきですが、実際にスタックの数は少なく、ゲレンデへの登り道でスタックしている車があっても日本国的にはな~んも不利益ないので介入しなくてよいと思われます。

逆に規制対象の道は

  • ノーマルの車がうようよしている = スタックする車が多いから
  • スタックしている車がある場合、市民生活に影響が出る道路だから

ような道にすべきです。市民生活に影響が出る道路かの判断は国交省に任せるとして、スタックしている車の多い少ないはJAFなど民間事業者に聞けば実績が提示されると思います。あるいは”該当都市の車の数とスタッドレスタイヤの売れ行き”とかでもいいですね。

まとめ

上記のロジックで規制対象の道路を選別してもらえれば、雪国のゲレンデに行くのにチェーンを着用する必要がある、という事態は免れそうです。1つ懸念として、東京都内の道路も規制対象になる、出発の日に東京に雪が降っていて規制が発動している、というシチュエーションがありますが、まぁレアケースかな、というのと、規制対象は国道なので、裏道使って高速の入り口までたどり着ければなんとかなる…(←危険思想

ともかく、大雪で物流が止まるのは国として不利益だと思いますが、納得感のある規制をお願いします。

50万円かけて海外イベントに行く意義

ということでigniteに行ってきました。Igniteとはマイクロソフト本社が開催する3大イベントのうちの1つであり、アメリカはフロリダ州オーランドにて、5日間にわたって開催されるイベントです。

そこで発表された技術的な話は置いといて、今回は表題の話をします。

旅費と参加費

合計で50万です。イベント参加費が25万程度。航空券が往復20万、ホテルが5万円程度でした。さて、会社視点だと1週間社員が不在でコストが50万+出張費など。イベントに行く意味は、技術セッションに参加するためですが、その技術セッションは後日公開され誰にでも見ることが出来る。となると「え、後で無料で見れる技術セッションを生で見に行くだけのために、50万もかけて参加するの?」となります。ここでは、こういった会社視点に対する反論を参加した立場から考えます

現地でイベントに参加する意義

1. 同じくらいの時間をかけて情報をまとめるのなら、現地に行く方がいい

確かに、後からイベント動画を見て情報をまとめれば、現地でセッションに参加したのと同じくらい知識が得られるとします。んじゃ、そのイベント動画を見て情報をまとめる時間を会社が確保してくれるのかよ?という話です。例えば、Ignite動画チェックチームを作って、事前のセッション下調べ、スピーカー情報下調べを行い、Ignite開催中は公開される動画を手分けして見て、フィードバック資料にまとめる。

それくらいのチームビルディングが出来ればいいですが、こんなのを業務の片手間でやるのは厳しい。実際、今回現地組は毎日4,5つのセッションに出て、単純計算で20~25時間分くらいは情報を得ている。これは片手間では無理でしょう。となると、工数を確保して”業務”として取り組む必要がありますが、そこまで工数を確保してエンジニアを動かすなら、現地に行ってしまった方が分からないことをその場で聞けるし、何よりエンジニアのモチベーションが上がると思います。

仮に会社のスタンスが「生の情報を見なくても、後から他の人が情報をサマってくれるのを見た方が楽やし労力の無駄やん」だと、悲しいですね。

2. 自説に説得力が増す

今回、解決策を教えてくれるはず、と期待して参加したセッションで「みんなやりたいと思ってるけど、まだ出来ないよ」と言われたものもありました。ああ、やっぱりダメなんだな、と思うと同時に、はっきり言ってくれてよかったなとも思えました。

日本で、自分で調べてどうしても出来なくて、サポートに問い合わせても「出来ないよ」と言われるんですが、又聞きだと「本当に開発者に聞いてくれてるの?」と、腹落ちしない所があり…。自分の検索や考え方が足りないんじゃないか、ってもやもやしながらお客様様に「出来ない…です(多分)」と伝えます。

こういうイベントで開発者が「無理!」って言ってくれると、もやもやも一気に晴れるし、セッション終わりにディスカッションする事で今後の予定も聞くことができる。ここまでやれば「本国で製品作ってる人が無理って言ってたんで無理です!ま~時期は明言してなかったから気長に待つしかないんじゃないですかねハハハ」なーんて大手を振って報告する事が出来ます。

これ、動画を見ても同じような効果が得られるのでは…と思ってメリットかどうが迷ったのですが、僕の感情として動画だけ見るより全然腹落ち感が違ったので、メリットとしてあげました。あまりにスピーカーが間違った事言えば会場の雰囲気が不穏になるし、あと自分が後で質問して再確認してた、ってのが大きかったかもしれないですね。

3. コネクション

「俺も同じような事を問題だと思ってたんだ。またちょいちょい連絡していい?」って言うと、大体連絡先を教えてくれます。こうなると、業務上で困っていることを聞いたり、最新の情報を得たりしやすいのかなぁ…って思いました。個人的には情報クレクレくんだと後ろめたいので、こちらも何らかの情報を発信すべきだと思いますが…。

もちろん、イベントに行かずともtwitterやLinkedInでつながることも出来ますが、顔を合わせて話すと一気に距離が縮まって、手っ取り早いのは確かです。

4. 人に色がつく

各セッションの説明から、スピーカーの経歴を見ることが出来ます。あと「俺が責任者で、最新情報はここに書いてるよ」と言ったりしてくれるので、情報ソースに格付けが入ります。「俺が検索して適当に見つけた英語ブログ」じゃなく「Igniteで登壇するほど信用があるエンジニアが書いているブログ」に昇格するので「信用できそう」度が増します。まぁこのメリットは「2. 自説に説得力が増す」と同じですね。

5. 同僚への引き上げ効果

大体こういったイベントに行きたがる人は情報発信もするので、帰国したら情報をまとめて必要な所に連携してくれる事が期待されます(つーかそれくらいはイベントに行った手前、やるべきだと思う。)その時の情報の格付けが「アメリカ本国のイベントに出席して、現地のエンジニアと会話して持ち帰った情報」か「個人的にイベント動画を見てまとめた情報」かで受け取る方の意識も違ってくるのかな、と思います。

そんなわけで、来年もイベントに参加するために、「50万かけていく価値あるの?」に対して反論する形で意義をまとめてみました。

最後に。1週間で50万使ってはい、終わり、じゃないと思います。イベントによって湧き出た意欲だったり、他の人に与える影響だったり、このイベントに参加した知識が半年後の提案に活かされたり、そういった所が全て、イベントに参加した時のメリットになります。1週間のイベント参加で、その後1年、複利的にメリットが増大すると考えれば、全然安いんじゃない?と思います。逆に言うと、イベント行っても自分が変わらなかったり、周りに対して影響を与えられなかったりする人は、(その人が好きでイベント行くのは自由だけど)会社としてお金を出して行かせてあげるものなのかな…と思います。

参考:有償のITカンファレンスに参加する意味を考える

東京から北海道に移動し、現地で車泊用レンタカーを借りてスノーボードに行く時の概算費用

表題の件を見積もりました。結論から言うと目的によってメリデメが生じるため、結論は出ていません。

登場要素

  • 出発地
    • シンプル化するために”自宅”だけを定義します。自宅の場所は新宿とします。
  • 空港(行)
    • LCCを使う場合、成田空港
    • AIRDOを使う場合、羽田空港
  • 空港(着)
    • 札幌/ニセコエリアへのアクセスなら新千歳空港
    • 旭川エリアへのアクセスなら旭川空港
  • 目的地
    • ニセコ
    • 札幌
    • 旭川

これらの要素別に、移動時間/移動費用を算出します。

自宅→空港(行)パターン

自宅→空港(行)パターン 出発地 空港(行) 移動手段 金額 所要時間
自宅→空港(行) 1 自宅(新宿) 羽田 リムジンバス 1300円程度 40分程度
自宅→空港(行) 2 自宅(新宿) 羽田 電車 800円程度 60分程度
自宅→空港(行) 3 自宅(新宿) 成田 リムジンバス 1200円程度 100分程度

東京駅→成田空港のリムジンバスが900円で格安すぎるため、成田でも羽田でも移動費用は変わりません。しかしながら、羽田へのリムジンバスの所要時間が40分程度と、成田に比べて60分ほど早く移動できます。

空港(行)→空港(着)パターン

空港(行)→空港(着)パターン 空港(行) 空港(着) 移動手段 金額 所要時間
空港(行)→空港(着) 1 羽田 旭川 AIRDO 12000円程度 120分程度
空港(行)→空港(着) 2 羽田 新千歳 AIRDO 12000円程度 120分程度
空港(行)→空港(着) 3 成田 新千歳 LCC系 6000円程度 150分程度

成田→旭川路線はLCCの設定がないため考慮しません。AIRDO系は12000円、LCC系は6000円で見積もっています。LCC系の場合、保安検査場を必ず30分前に通過しないといけないため、所要時間はAIRDOに比べて30分プラスの150分としました。

空港(着)→目的地パターン

空港(着)→目的地パターン 空港(着) 目的地 距離 高速料金 ガソリン代 合計金額 所要時間
空港(着)→目的地パターン 1 新千歳 ニセコ 115km 1150円 1150円 115分
空港(着)→目的地パターン 2 新千歳 札幌 54km(内、高速42km) 1410円 540円 1950円 37分
空港(着)→目的地パターン 3 新千歳 旭川 149km(内、高速93km) 4730円 1490円 6220円 111分
空港(着)→目的地パターン 4 旭川 ニセコ 263km(内、高速169km) 4710円 2630円 7340円 195分
空港(着)→目的地パターン 5 旭川 札幌 162km(内、高速134km) 3490円 1620円 5110円 108分
空港(着)→目的地パターン 6 旭川 旭川 17km 170円 170円 17分

空港から遠いゲレンデに行くと金も時間もかかるという当然の結果が出ました。

レンタカー代

調べたところ、新千歳空港の方が旭川空港より格安のレンタカー屋は多いようです。軽などのチープな車はどちらも同じくらいですが、車泊できるワンボックスだと値段に差がついてきます。ここでは仮に、新千歳空港で借りた場合、1日3500円、旭川空港で借りた場合、1日5000円としておきます。

組み合わせ

旭川空港を使うのは旭川のゲレンデを滑る時だけ、と設定し、現実的な組み合わせを考えてみました。
表が細かくなりすぎたので、別途画像を載せておきます。クリックで大きな画像が表示されます。

表はExcelにでもコピって見てください。

ルート番号 出発地 空港(行) 金額(円) 所要時間(分) 移動手段 空港(着) 金額(円) 所要時間(分) 移動手段 目的地 金額(円) 所要時間(分) レンタカー(円) 合計金額 所要時間(分) だいたいの金額 だいたいの時間 荷物持参 荷物郵送
1 自宅(新宿) 羽田 1300 40 リムジンバス 旭川 12000 120 AIRDO 旭川 170 17 20000 ¥33,470 177 ¥33,000 3時間 0 2000
2 自宅(新宿) 羽田 1300 40 リムジンバス 新千歳 12000 120 AIRDO ニセコ 1150 115 14000 ¥28,450 275 ¥28,000 4時間30分 0 2000
3 自宅(新宿) 羽田 1300 40 リムジンバス 新千歳 12000 120 AIRDO 札幌 1950 37 14000 ¥29,250 197 ¥29,000 3時間15分 0 2000
4 自宅(新宿) 羽田 1300 40 リムジンバス 新千歳 12000 120 AIRDO 旭川 6220 111 14000 ¥33,520 271 ¥34,000 4時間30分 0 2000
5 自宅(新宿) 羽田 800 60 電車 旭川 12000 120 AIRDO 旭川 170 17 20000 ¥32,970 197 ¥33,000 3時間15分 0 2000
6 自宅(新宿) 羽田 800 60 電車 新千歳 12000 120 AIRDO ニセコ 1150 115 14000 ¥27,950 295 ¥28,000 5時間 0 2000
7 自宅(新宿) 羽田 800 60 電車 新千歳 12000 120 AIRDO 札幌 1950 37 14000 ¥28,750 217 ¥29,000 3時間30分 0 2000
8 自宅(新宿) 羽田 800 60 電車 新千歳 12000 120 AIRDO 旭川 6220 111 14000 ¥33,020 291 ¥33,000 5時間 0 2000
9 自宅(新宿) 成田 1200 90 リムジンバス 新千歳 6000 150 LCC系 ニセコ 1150 115 14000 ¥22,350 355 ¥22,000 6時間 2000 2000
10 自宅(新宿) 成田 1200 90 リムジンバス 新千歳 6000 150 LCC系 札幌 1950 37 14000 ¥23,150 277 ¥23,000 4時間30分 2000 2000
11 自宅(新宿) 成田 1200 90 リムジンバス 新千歳 6000 150 LCC系 旭川 6220 111 14000 ¥27,420 351 ¥27,000 6時間 2000 2000

ここから言える事。

  • 金額の大半は飛行機代・レンタカー代のため、リムジンバスと電車の金額差は無視してよい
    • 早くて楽な方を使うのが良い
  • 目的地が旭川の場合、LCCで成田-新千歳-車で旭川移動するより、羽田-旭川に直接飛んだ方が優位性がある。
    • パターン1とパターン11の比較だが、6000円の違いで3時間差となっている。というか、パターン1はドアドア3時間で旭川に到着できるので、初日の早い時間から滑走する事が可能。新千歳-ニセコルートだとそうはならない。
  • 目的地がニセコの場合、LCCに優位性がある
    • パターン2と9の比較で、6000円の違いで1時間30分差となっている。この程度の時間差ならLCCを使ってもよいかも。
  • 目的地が札幌の場合、LCCに優位性がある
    • パターン3と10の比較で、6000円の違いで1時間15分差となっている。この程度の時間差ならLCCを使ってもよいかも。

ここまでに加え、さらに要素を追加する。

荷物を送るかどうか

スノーボードに荷物はつきもの、ということで荷物を送る場合、片道2000円ほど料金が取られる。持参する場合、AIRDOの場合は無料だが、LCCの場合は2000円の荷物持ち込み料金が取られる。前記の段落で”x000円の違いで”と書いたところから2000円引かれるので、優位性が少なくなる。ただし、旅行全体の金額からすると10%以下の価格なので、あまり気にするほどではない。

現地でどれだけ移動するか

実はこれが一番大きなファクターである。旭川エリアなら旭川空港、といってもその後札幌やニセコに移動して旭川に戻ってくるなら移動費用だけでバカにならない。レンタカーを新千歳空港に乗り捨てることは可能だが、調べたところ、6000円ほどの乗り捨て料金がかかる。よって、旭川着の場合、旭川エリアから移動した時点で、新千歳空港着と比較して金額的な優位性はなくなる。

結論

  • 自宅→空港までのルートは金額を気にせず楽なルートにする
  • 荷物を送る、持参するも好きな方を選ぶ
  • 予定が決まらない場合は新千歳空港行きが安パイ。旭川エリアを滑るかつ、札幌エリアに移動しない場合のみ、旭川エリアを使う。

くらいが今言える確実なところです。