newsingの件について2-ポイント改定について考察

前エントリの続き。

釣り記事は排除、まではいかなくとも影響を抑えるために導入されたポイント改定(※1)。しかし、残念ながら現状は変わらないと思います。

■そう思うわけ。

というのは、クリックポイント:コメントポイントの比率配分が、釣り記事を排除するほどのものではないと思うからです。

/改定前改定後
クリック1pt0.5pt
○×のみ5pt2pt
○×+コメント5pt6pt
クリック:コメント比率1:51:12

上が改定前と改定後を比べた表です。改定後は改定前に比べて、コメントの影響力は2倍以上になっています。が、僕が運営していたNEWSING★BOOSTER(現在停止中)では、クリック0.3pt、コメント30pt(※)で計測して、やっとコメントの多い記事が上位に来ていました。つまりクリック:コメント=1:100です。

これほど極端にやる必要はないと思いますが、1:12程度じゃ今のクリック偏重の流れを止められないかと思います。(いや、自分で改善案出しておいて申し訳ないんですけど)

■それでもいい。

とはいえ、短期間でできる対応策の中では最善だったと思います。というか、あの慎重な(褒め言葉)マイネット社がこんなに早く動くとは思っていませんでした(すいません)。1:12で何も変わらないわけじゃないし、1:100にするなんてそれこそ運営側の横暴。結論を急がずコミュニティの変化を確認する、ベンチャーらしからぬ慎重さが好きだなぁ。

■抜本的対策

ただ、1:12ではやっぱりクリック偏重で現状と大差なしだと思います。かといって1:100みたいにコメント偏重にすればいいってもんじゃない。N★Bの1:100がうまくいったのはnewsing本家とは別サービスだったからであり、本家でそれをやるといろんな弊害が起こることでしょう(ランキング目当ての複アカとか)。

ということで、クリックとコメントだけで記事の評価を行うのは難しくなってきたと思います。この2つ以外の第3の評価軸を導入する時期が来ているのではないでしょうか?

多分続き書く。


※1 上原さんのブログでは僕の意見を参考にした(丁寧な返答を頂き感謝しています)と書かれているけど、ポイント改定の話は以前からユーザーが要望していたものであり、このタイミングで実装しようとしたときに意見を書いていたのが僕だった、という話でしょう。

※2 正確には

newsingのポイント×1/3
+○コメント×30
+×コメント×20
+ピッカーが最初にコメントしている場合-70pt

上記の合計×投稿から経過した時間(分)/3600