twitterの渡り方:RT関連の自分ポリシーまとめ

[フォロー/非フォロー](http://prius.cc/d/20100413_twitter_follow.html)の次はRT関連について書きます。
#### 前提
* 「非公式RT」とは発言元の発言を残しつつ自分のpostとして投稿する**方法**。普通のpostなので編集なども可能。
* 「公式RT」は発言元の発言をコピーして自分のフォロワーに見せる**機能**。通常のpostとは別の機能で編集不可能、投稿者もRT元の人となる。
twitter上でよく議論になるポイントは以下の通り。
* 公式RTウザい
* いや、非公式RTとかわけ分からん
* 無言RTキモい
#### 最初に
僕はRTについての好き嫌いはありますが、どの方法のメリットも理解できるしそれぞれの手法が好きな人の気持ちも分かるので、RTうんぬんだけでフォロワーさんを嫌いになったりすることはありません。
### 公式RTについて
正直好きじゃないです。自分では使わないし、一時期twitterクライアントで公式RTのみ隔離タブに破棄してたときもありました。で、ここで公式RTが嫌いな理由を書くべきなのですが…。つきつめると**公式RTが嫌いな理由って論理的じゃないなぁ**と思ったので、これについては後で詳しく書きます。
### 非公式RTについて
アンチ非公式RT派からは一緒くたにされがちですが、ここでは以下のように分類させてください。
|1|@目的でのRT|「大丈夫?風邪じゃない? RT @hogehoge: 今日なんかだるい…。頭回らない…。」|
|2|無言RT|「RT @hogehoge: この速さなら言える。今日は仕事ずる休みしてゲームしてる。」|
|3|post紹介RT|「詳しく! RT @hogehoge: 今日女性専用車両に乗ってたら女性専用車両に反対する会の人が乗り込んできて大変だった。」|
|4|感想付与RT|「すげーきれい! RT @hogehoge: これすごくいい景色!http://hogehoge.com/~」|
|5|URL紹介的なRT|「次回入荷あるかもね。 RT @hogehoge: iPadが直輸入で限定発売、即完売 試用も可能:http://hogehoge.com/~」|
僕は1,2は使いません。3~5は使います。けど1,2を使われても別になんとも思いません。
#### 1.@目的でのRT
多くの人が嫌がるのは1.かなぁと思います。昔ながらのネットユーザーやIT技術者って**意味のある情報を正しい範囲に伝える**ことを気にする(※)ので、なんでもかんでも情報を拡散するようなやり方は嫌われやすい行為と言えます。
とはいえ、「フォロワーの友達は友達。みんなでわいわいtwitterやろうぜ!」って考えも分かるし、インターネットの"正しい"使い道を定義できないのと同じで、twitterに"正しい"使い道なんてないので、自分と違うやり方を間違ってると言えるはずもない。ただ@目的でのRT使う人は、それが嫌われる場合もある事を知っておいてもいいかもしれません。
※ 正しく情報を伝える、という観点で発言が尻切れになる非公式RTは許せん!という人がいるのも確か。
#### 2.無言RT
無言RTといっても例に挙げたような晒し目的と、「3.post紹介RT」や「5.URL紹介的なRT」の紹介文がないverの2種類があると思ってます。前者はネタpostだから今回の議論の外として、後者は**誰かのpostを紹介するなら何かしらコメントつけて欲しいところ**です。というのは、僕は無言RTされた元の人は知らないわけで、そのpostだけ見せられても困っちゃうわけです。ここにRTした人のコメントがついてれば「**ああ、俺が興味持った○○さんが××って思ったんだから、このpostを紹介したんだな**」って感じで、RT元のpostも身近に感じます。
僕が公式RT好きになれないのも同じ理由で、**RTした人の意図が見えず知らない人の発言がTLに登場する**からです。
#### 3.post紹介RT~5.URL紹介的なRT
3.~5.については**役に立った情報の引用元を明示するニュースサイト文化から**です。例えば4番の例で**凄くきれいな写真をフォロワーさんが紹介してくれたとして、まるで自分が発見したように紹介するわけにいかないでしょ**って発想です。
#### 非公式RT嫌いな人??
えと。非公式RT嫌いな人に向けてなんですけど、**5番の非公式RTもダメならURL紹介postとかもできなくないですか?**どっちも嫌い!という人なら分かりますが、例えば
「次回入荷あるかもね。 RT @hogehoge: iPadが直輸入で限定発売、即完売 試用も可能:http://hogehoge.com/~」
「次回入荷あるかもね。→iPadが直輸入で限定発売、即完売 試用も可能:http://hogehoge.com/~」
上がダメで下がOKってのはないでしょう、ということです。**非公式RTだから、と一くくりにするのは非常に難しい。**いろんな非公式RTがあるので、一口に非公式RTは好き/嫌いと言えないんじゃないかと思います。
### 公式RTを嫌ってしまう理由
上で書いたように、RTした人の意図が見えず知らない人の発言がTLに登場する公式RTは好きじゃないです。が、それでも無言RTと比べて公式RTの方が抵抗がある。何でだろう?と考えるうちに、公式RTが嫌いなもう一つの理由が見つかりました。
それは**公式RTされるpostの多くが「重要な情報」「お役立ち情報」であり、必要としていない情報pushされる感が嫌なんだ**と。よく政治関係のpostを連発する人はフォローを外されやすいっていうけど、公式RTも内容が主張や宣伝、お役立ち情報だから**機能まで嫌われる。**公式RTが理論的には良い機能なのになぜか好きになれないのはこういうことだったんですね。
実は最近僕のフォロワーさんで公式RTを使う人が増えており、しかも非公式RTみたいにネタpostの公式RTが多いので、前ほど公式RTに対して嫌だなぁって思いは減ってきました。僕が関西から関東に来たとき、関東弁は絶対使わん!とか思ってたけど今じゃバリバリ標準語だし、身近な人が公式RT使うにつれて自分も染まっていくのかもしれません。
### まとめ
このエントリと1つ前のエントリを書くにあたってネット上のtwitter指南エントリを読んだけど、みんなこの世界を守りたいって気持ちが強いよね。俺も含めて。「守りたい」は言いすぎかな。「維持したい」くらい。確かに
* 最近twitterはじめました
* ツール使ってフォロワー増やします
* 非公式RTで会話します
* お気に入り(fav機能)使いません
ってユーザー見ると一言言いたくなるけれど、twitterってインターネットみたいなものでインターネット上のどこかで今も無断リンク禁止のサイトが誕生しているのと同じで、目についたユーザー見るたびに指摘しても世界は変わらないかなぁと思ったりします。
それに俺は人にtwitterの使い方を強制したくはなくて。まずは自由にやってみて、それでもしあなたのやりかたでtwitterが楽しくないなら、俺はこういう方法で楽しんでるからやってみれば?とアドバイスする。そんなスタンスがいいなぁと思ってます。