backside magazine の記事が、外部のnoteの記事に酷似している件

2020年6月26日

分かりやすく言うとパクり疑惑。

似ている点

  • 記事のテーマが同じ
  • 記事中の流れが元記事と酷似
  • 引用しているyoutube動画が同じ

問題点

  • youtubeのサービス規約で禁止されているスクリーンショットを記事中に利用

※ 参考:youtubeやtwitter、instagramなどを引用する場合、各Webサービスが指定された形で引用しなければならない。具体的には一部を切り取ったり自身のサーバーにコンテンツをUPしての引用は認めていないサービスが多い

類似点をチェック

backside magazine側の記事を分解し、RYOKOさん側記事と類似しているかを確認しました。

  • 検証のための引用であり、転載や盗用の意図はありません
  • 「独自か類似か」の判断は私の主観です

6月19日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため政府が求めてきた移動自粛要請が全国で解除され、いよいよ各地で観光客を呼び込む動きが始まってきた。そこで気になるのが、来シーズンのゲレンデ営業は果たしてどうなるのか、ということ。スノーボーダーであれば気にならないはずがない。

→独自文章。RYOKOさん側記事に記載なし。

そこで、シーズンインしたばかりの南半球はオーストラリアのゲレンデ営業の現況を見ていきたい。21日現在のオーストラリアでは確認済みの感染者が7,459人、死亡者数が102人と日本よりも圧倒的に少なく、ソーシャルディスタンスが求められたうえで日常生活は戻りつつある。そして周知のとおり、多くのオージーが日本のスノーリゾートを訪れていたことからもわかるとおり、熱狂的なスノーボーダーが多い。それらを前提に読み進めていただきたい。

→独自文章。RYOKOさん側記事に感染者数や死亡者数などの記載なし。

弊サイトでは毎夏、オーストラリアのスノーボード事情を紹介しているので造詣が深い読者諸兄姉も多いことかと思うが、ニューサウスウェールズ州とビクトリア州にまたがってゲレンデが存在する。その数は日本に比べると圧倒的に少ないが、一つひとつのゲレンデ規模は大きい。スレドボとマウントブラーが本日22日から、ペリッシャー、フォールズクリーク、マウントホッサムは24日から営業開始となっているのだが、どのゲレンデにも共通したルールがあるようだ。

→半分独自・半分類似。後半がRYOKOさん記事中の文章「メジャーなところだと、ThredboとMount Bullerが22日から、Perisher、Falls Creek、Mount Hothamが24日から、続いてCharlotte Passが26日から営業開始となります。」と類似

当然ではあるが、ゲレンデ内のエリア全体でソーシャルディスタンスが求められており、政府が定めたガイドラインに従って運営される。そのうえで、警察がパトロールを行っており、COVID SAFEという追跡アプリのインストールが必要だ。 また、クワッドリフトはセンターを空けて両サイドに2人乗り形式をとり、ソリやスノーチューブなどは衛生面の観点から禁止となる。ゴンドラは人数制限が設けられ、リフトには1.5〜2mの間隔を空けたうえで並ばなくてはならない。そして、リフト券は前売りのみで当日券の販売はしないとのこと。結果としてアクセスが集中してしまい、サイトがダウンしたリゾートもある。

→類似文章。RYOKOさん側記事「どのスキー場もほぼ共通したルールは下記のようになっています。」から続く文章と類似

レンタル事情を見ていくと、ハードギアの貸し出しは行っているものの、ウエアやアクセサリーなど直接身につけるアイテムは不可となっている。スクールに関してもグループレッスンは避けられる傾向にあり、ゲレンデによってはブライベートレッスンのみ。 レストハウスやレストランには入店できる人数など州ごとの規制が適用されており、こちらもソーシャルディスタンスが確保されている。多くのスノーボーダーやスキーヤーが集中する週末など、暖をとりたいファミリー層には厳しい環境になりそうだ。

→類似文章。RYOKOさん側記事「レンタルにも影響がでています。」から続く文章と類似

オーストラリアで支持されているニュースメディア・7NEWS Australiaが報じた「2020シーズン、コロナウイルスの影響によりニューサウスウェールズ州のスノーリゾートはどのように変わるのか」と題されたニュース動画をシェアしたい。当然英語になるが、一見の価値はある。

→文章は独自だが、引用している動画はRYOKOさん記事と同じ。

Withコロナ時代に突入した今、日本における今後のスノーライフがどうなるのかという見通しはまだ立っていないが、オーストラリアの状況を把握することで多少なりともイメージが膨らむだろう。ただし、ネガティブな話題ばかりでなく、ライディング時は絶対的に三密が避けられ、フェイスマスクやバラクラバを着用する習慣があるためウイルス対策が自然とできている稀有なスポーツだけに、きたるシーズン、コロナ禍においても日本のゲレンデが盛り上がる可能性は決して少なくないはずだ。

→独自文章。

時系列

6/20(土)

  • 2020/06/20 23:34:RYOKOさん側のnote記事公開

6/22(月)

  • 2020/06/22 12:00:backside magazine側の記事公開告知

※ backside magazine側の記事にはタイムスタンプがないため、正確な公開時間は不明。ただ、公開までの記事校閲、twitterの仕込みなどを考えると、6/21(日)中には記事を完成させ、公開準備に入っていたと思われる。

  • 2020/06/22 12:49:RYOKOさん側から指摘

  • 2020/06/22 21:23:RYOKOさん側「backside側からDMあり」

6/23(火)

  • 2020/06/23 10:05:backside magazine側コメントと元記事更新

"参考サイトの記載がなく誤解を与える形になってしまったため、本記事にそれらのURLを明記して更新いたしました。"

backside magazine側の記事の末尾に、"引用元"とされるURLが記載される。

6/24(水)

この日、表向きは何も動きがなかったがDMのやり取りは進んでいた様子。

6/25(木)

  • 2020/06/25 13:02:backside magazine側より公式見解あり

  • 2020/06/25 20:07:RYOKOさん側より経緯まとめ更新

業界メディアに記事を盗まれたら、スノーボーダー最高って思えた話|RYOKO|note

以上が時系列のまとめです。

Backside magazineはどうすればよかったか?

パクリは間違いないと思います。このブログの上の方でも検証したし、他の方も検証している。

ではどうすればよかったか?

発覚した時点で素直に謝ればよかった

発覚した時点で時計の針は巻き戻せないので、それ以上傷口を広げないためにどうするかを考えるのがよかったが、何の認知の歪みか誤魔化しきれると思ったのか、それをやりませんでした。だから騒ぎが広がった。

正直、他人の記事を参考するなんてWebメディア業界ではよくある事なので、外部ライターが勝手にやったとか言っとけば1週間で忘れ去られたことでしょう。

Backside Magazineの目的

にしても、Webメディアにとって一番大事なのは読者でありそれって一般層だと思うのですが…。今回、意地張ったことでBackside Magazine側にどんな得があったのでしょうか?一般スノーボーダーからの評判がガタ落ちになっても、守りたいものがある?う~ん正直分かりません。

今後の事

世の中には100%悪も100%善もなく、Backside Magazineもそれは同じ。今回みたいな残念なこともありつつ、Backside Magazineに友人が掲載されたこともあるし、プロスノーボーダーとの対談なんかは貴重だなぁとは思いますが…。

今後は、もしかして流れてきた記事を見ることはあるかもしれませんが、それをシェアして拡散する事はないでしょう。恥ずかしいので。後は、今回の件を知らずに「Backside Magazineっていいよね~」って言ってる人がいれば、「けど、こういう事もあったけどね」ってのは言うと思います。

怒りというより無関心にはなるし、こうやってみんな離れていくんだろうな、とは思いました。