クリック証券のキャンペーンやばくね?

これの事なんですが。
[クリック証券 – クリック証券創立5周年記念 年利15%キャンペーン | 外国為替証拠金取引(FX取引) | キャンペーン情報](https://www.click-sec.com/corp/campaign/fx1006/)
クリック証券に2ヶ月間現金を預けると2.5%の金利がつく。つまり年利15%。年利15%なんてリスク取って運用しても難しい。サラ金から金借りて預けても儲けが出るんじゃないかってくらい破格の金利である。
### 旨い話には裏がある?
一応2chも調べてみたけれど。
[クリック証券が25万円くれるらしい3](http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/livemarket2/1278010491/l50)
一番多いのは「計画倒産じゃね?」という話。ただクリック証券の親元の業績は好調らしく、弱小証券会社の最後っ屁って感じではなさそう。25万円払っても口座増やしたいのか…。それとも25万円ゲットするつもりが、FXにハマってクリック証券にお金落とすような客を見込んでるのか…。ただ、いろんな証券会社で「口座開設するだけで1万円!」ってキャンペーンが張られていることを考えると、25万円払ってでも口座開設+2ヶ月間資金固定させるのは証券会社に取ってメリットがあるのかもしれん。
### ということで
リスクも考えてキャンペーン利用しましょう。

中原圭介氏の無料セミナーに行ってきたよー♪

さすがに無料というだけあって2時間のうち1/3くらいが宣伝、中原さんの話もほとんど本やWebに書かれているもの、といった内容でした。まぁ予想はしていたし、金融セミナーというのに参加したかった、というのが大きかったので。
以下簡易まとめ。
### 投資一般論について
* 長期投資は報われるとは限らない、国際分散投資は2000年以降意味をなさなくなっている。
* 株式指標(PBRなど)を基準にしたシステムトレードは大きな上昇トレンド・下降トレンドには全く役に立たない。役に立つのはボックス相場のときのみ。
* 一番大事なのは米国の非農業者雇用統計。世界経済=米国。米国の消費が経済を支えている。
* 大雑把に言って15万人/月増えると米国経済堅調。米国は年間300万人人口が増える。そのうち赤ん坊が120万人。よって180万人/12=15万人。
* 雇用統計+中古住宅販売件数に注目。この両方を見比べる事でより精度の高い先行予測が出来る。ただし年単位なので気長に待つこと。中古住宅販売件数は最近は注目され出したのでタイムラグが少なくなっている(雇用統計については問題なし)
* 中古住宅販売件数に加えて中古住宅在庫数に注目するのもよい。
* サブプライム以前に水準に経済成長率が戻るにはあと10年~15年かかる。日本の失われた10年基準。ただし環境バブルが発生した場合は数年で復活。
* 常識的に考えて、もう株価18000円とかダウ14000ドルとかには戻らない。
* 安値で買って高値で売ろうとしないこと。安値基準・高値基準で考えると焦る。欲が出てしまう。自分は人より負けてると思ってしまう。しかし、実際に安値で買って高値で売れる人間はいない。バブル期のソフトバンクが最高値をつけたのは1秒未満。
* 投資においては大きな損をしない、というのが一番重要。
ここらへんは中原さんの著書の中でも書かれてます。

サブプライム後の新資産運用―10年後に幸せになる新金融リテラシーの実践
中原 圭介
フォレスト出版
売り上げランキング: 1949

今後株価は右肩上がりしない、と聞くとかなりショックを受けるけど、「株を買っている」バイアスなしで考えると確かに難しいと思います。例えば今後日本の人口が2億人まで増えるか?と問われるとどうか。かなり難しいと思うんじゃないでしょうか。それと同じ。
ともかく**株価は右肩上がりしない**という事実を受け止めて投資をする。株を長期保有しても無意味だ、というのが中原さんの主張。
#### 環境バブルについて
* アメリカの動き・12月のコペンハーゲンの気候変動枠組条約第15回締約国会合次第で、環境バブルが起こる可能性がある。
* この環境バブルは仕組まれている。サブプライムで被った損失を一気に取り戻したい大国・金融機関の意図がある。
* つまり原子力発電所作って電気自動車走らせよう→その前に関連企業に投資しとく、という政界にパイプを持つ大手投資家の策略。
* 実際に原子力関連会社の合併が活発化している。
* バブルには適度に乗って適度に降りる事。
この辺の話は以下のページまんまですね。
[次のバブルは12月か(最も当たるFP・中原圭介氏インタビュー) – IBTimes(アイビータイムズ)](http://jp.ibtimes.com/article/biznews/090911/40606.html “次のバブルは12月か(最も当たるFP・中原圭介氏インタビュー) – IBTimes(アイビータイムズ)”)
#### 年末までの株の動き
ここから買うのも売るのも難しい。中間地点でトレンドもないし、無理して買わなくてもいいんじゃないかな。今買っても大損はしないけど設けることもできないよー。
以上。
僕が中原さんを気に入っているのは、カネの匂いがあんまりしないこと。どっちかっていうと自分の知的好奇心で経済を予想している学者タイプ。なので話し聞いてて面白いです。
「世界情勢の大きな流れの中では株価指数など無意味」というスタンスなので、経済用語知らなくても分かりやすいし理論が自然。これが”本来の”株式投資なんじゃないかな。

平成20年分の確定申告してきたよーvv

去年は投資で損失出したので、損失繰越(※)するために確定申告してきました。※投資で儲けたら10%~20%の税金がかかるが、過去の損と相殺して税…

去年は投資で損失出したので、損失繰越(※)するために確定申告してきました。
※投資で儲けたら10%~20%の税金がかかるが、過去の損と相殺して税金をチャラにできる。
初めてだったのでそこらで売ってる確定申告本を買って書き始めたのですが…。専門用語・漢字ばっかで難しいww PC初心者が横文字ばかりのIT用語に触れ、頭に入らないのと同じような感覚です。けど本を見直したり下書きを書くうちに理解が進み、枠組みを捕らえた後は簡単でした。
それにしても驚いたのは税務署の体制。俺はてっきり出来上がった書類をポストかなんかに提出して終わりかと思いきや、確定申告の書く専用のブースがあり納税者4人につき職員1人が付く。何か分からないところがあればすぐ聞ける。こりゃe-TAX推進するわ。全員がe-TAXで申請する事が税金の節約に繋がるからなぁ。
今回3月上旬まで入院していた事もあり手書きでの提出でしたが、来年は余裕をもってe-TAX申請してあんな混み込みの税務署に行かないようにしたいと思います。

「タートル流投資の魔術」読了。

インデックス投資至上主義の「ウォール街のランダムウォーカー」読んだなら、その反対の本も読まなきゃねってことで。■感想サブプライム…

インデックス投資至上主義の「ウォール街のランダムウォーカー」読んだなら、その反対の本も読まなきゃねってことで。

■感想

サブプライム問題でも損失受けなかった賢いヘッジファンドの人が書きましたって感じ。

ウォールストリート日記 : ヘッジファンドと金融危機(議会証言より)←こんな人たち

この本の著者はシステムトレード主体で利益を上げるやりかた。ちなみにシステムトレードってのは株価チャートに表示される指標を使って人間の意図が入らないよう決めたルール通りに取引を行う事。例えば過去25日の株価平均が過去70日の株価平均を上回ったら買うとか。ちなみにこれは「ランダムウォーカー」では無意味とされている手法です。

で、タートルズってのは80年代にシステムトレードで大儲けした集団なんだけど、トレードのルールは門外不出。それをタートルズの最優秀メンバーが明らかにしたのがこの本。…なんだけど、実は世間一般で使われてるようなルールをちょっと改良しただけのものでした。そんなルールより重要なことは2つ。

  1. 決められたルールを守る
  2. リスク管理をする

と書いてある。本の前半はいかに人間が心理的に弱くルールを破ってしまうかについて書かれている。著者が言うにはルールを守ることが一番大切で、リスク管理

  • 破産しないため
  • 損失が膨らんでルールを破らないようにするため

だけのもの。

リターンのばらつきを防ぐため分散投資も推奨しており、ここらへんのくだりは「ランダムウォーカー」と通じるものがありました。どちらも

  1. 未来は予測できない
  2. 人間の能力は信用できない

ってスタンスだもんなぁ。

■エッジ(優位性)のある取引を

つまり、勝ち目がある戦いを挑めってこと。気分やカンで買うなんてもってのほか。普通にやれば手数料分負けるので、勝てる確率が高いときに市場に参入する事が大前提。ここの考え方は「サブプライム後の新資産運用」と一緒かなー。勝ち馬に乗るってのはギャンブルでは重要なようで。

■後編:システムトレードの話

本の後編は勝てるシステムの作り方。あんまり興味がなかったけど、統計学の話として面白く読めました。例えばよくある「このトレーディングシステムを使えば今までに○○円も儲かった!」という胡散臭い広告。嘘ではないが、そのシステムは過去のある一定期間でしか成果を上げられないような最適化がされており、広告は嘘ではないが現実に使えるシステムではないことなど(もちろん業者は分かって宣伝している)。
あとは自分の構築したシステムを間違いなく測定するためのテスト方法がいろいろと。まぁ真面目にシステムトレード考えてる人なら知ってる事なのかな?

■システムトレードは有効かどうか。

この本を読み終えるとまるで自分でも(ルールさえ守れば)システムトレードで成功できるように思うかもしれないが、普通の人がこの本を読んで成功できるかというと疑問。というのはタートルズは新聞広告に応募してきた1000人から選りすぐった10数名の話で、それでも半数はあまり成功しなかったのだから。

あとこの本は20年間のデータを使って話をしているが、「ランダムウォーカー」は100年間のデータを使っているのでそっちの方が信頼度は高い。タートルズのシステムトレードは確かに儲けてるかもしれないけど、インデックス投資と比べてどうか書かれてないのでそれも調べる必要がある。

つか、「ランダムウォーカー」は「10年20年その方法が上手くいったとしても100年は続かないからインデックス投資」って言ってるので、この本の内容と矛盾はしないんですよ。この本はあくまで1980年から今までの話なので。だから、この本を支持してシステムトレードするなら少なくても100年分のデータを取り寄せてちゃんと調べる必要はあるよね。

■まとめ

突っ込みどころは多いが実話なのでリアリティがあり、素人からタートルズになりトレードで成功した人の自伝として読むだけでも面白い。後半は数字に強くないと辛いかもしれないけど。日本語訳は読みやすいので投資分野に興味のある人ならお勧めできる本。

伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術
カーティス・フェイス
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「経済は感情で動く―― はじめての行動経済学」読了

骨折してるから本を読もう第2弾。■感想どこかで聞いた事のある話が多かったです。というのは、この本が経済本にしては面白く人に話したく…

骨折してるから本を読もう第2弾。

■感想

どこかで聞いた事のある話が多かったです。というのは、この本が経済本にしては面白く人に話したくなるからだと思う。

  • 商品が2つあったら安いほうを選んでいたのが、3つあると真ん中を選びたくなる
  • 9000円が8000円に値引きされたら安く感じるが、199000円が198000円になっても変わらないと思う
  • 得している株はさっさと売り、損している株は持ち続けてしまう
  • 採算が取れなさそうでも、途中まで建設した施設を完成させてより赤字が膨らむ
  • 1万円得するより1万円損するほうが感情の揺れ幅は大きい

特に感情に左右される事を嫌うネットのヘビーユーザー層では、よく話題に出るから、それを覚えていたのだと思う。

ここに上げた抜粋以上の内容で読み応えがあるし、日常生活に即した話題が多くて分かりやすい。普通の友達に「面白いよ」と貸せる本だと思う。

■感情から逃れて合理的に判断するために

上記の例の通り、何も考えずなければ損するので対策を考える。

1.思考パターンを知る・メタ認知

例えば「人間は商品が3つあったら真ん中を選んでしまうものである」と知っていたら、真ん中を選ぼうとする自分を戒める事ができる。自分の思考パターンを知っておくと、発生する感情も計算して行動できる。同じく世の中の格言を知るのも重要。金融関係は「株を購入価格は関係ない。これから上がるか下がるかで判断せよ」など投資家心理を戒める格言が多いような気がする。

2.合理的に考える

感情の法則を知らなくても、よく考えれば最適解が出てくるはず。「1円でも特したい」と常日頃から考えてるなら199000円より198000円を選ぶだろう。節約モードの俺はまさにそう。

3.人生経験

値札関係のトリックは普通に生きてりゃ引っかからないような気がする。例えば10200円の携帯電話と9800円でちょっと機能が劣る携帯電話なら(機能差にもよるけど)前者を選ぶだろうし、「今だけ半額!」という売り文句も「新製品が出る前の在庫処分じゃないの?」と疑う事ができる。

2年契約でiPhone 3G 8Gバイト版が実質0円──「iPhone for everybody」キャンペーン – ITmedia +D モバイル
はてなブックマーク – 2年契約でiPhone 3G 8Gバイト版が実質0円──「iPhone for everybody」キャンペーン – ITmedia +D モバイル

キャンペーンは5月末まで。在庫を一掃して、6月のWWDCで新型発表ですね。

5月31日まで・・・6月に新iPhone出るって言ってるようなものじゃん

■新しく知った思考パターン

この本で初めて知った思考パターンを追加する。

・後悔回避

例えば以前から持っていた株が半減するより、乗り換えた株が半減した方が悔しさが強いこと。「選択保留して損した事」より「選択して損した事」の方が後悔は強くなる。だから現状を変えるのは怖い。しかし本書では20年たてば、したことよりもしなかったことを嘆くようになるとバッサリ斬っている。選択しないのも選択である。

・保有効果

一度自分のものになったものには、手に入れた時の約2倍の価値を見出してしまう事。例えば、無料で貰ったボールペンなのに1年も使っていると"愛着"が沸き手放すのが惜しくなってしまう。これは現状維持を選択してしまう人間心理の説明になる。転職したり引っ越したりと環境を大きく変えるのは、合理的な選択であっても心理的ハードルが存在する。それなりの理由かエネルギーか勢いが必要なのである。

・自信過剰

人間は自分を過大評価し、自分に都合のいいことだけを信じる生き物である、と心理テストで証明されている(「自分が平均以上に頭が良い」と70%の被験者が回答した)。自己評価は当てにならない、自分を過小評価するくらいでちょうどいい。

・ピークエンドの法則

2分間激痛が続き終了する治療と、2分間激痛が続きその後8分弱い痛みがある治療なら、後者の方が痛みは少なかったと感じる。終わりよければ全てよし。人と別れるときの挨拶は重要。

・時間的な選好の逆転

「将来の利益」より「目先の利益」を選んでしまう事。ここで言う"将来"は"数時間後"も含まれる。例えば週末どこかへ出かけようと考えたが、当日になって面倒になる(家でゆっくりしてる方がいいと思う)のもこのせい。これを防ぐには当日選択の余地を残さないこと。具体的には他人と約束したり、mixiなどで"週末○○行きます!"と宣言すること。予定を立てた時点では合理的な選択だったはずだから、感情を抑えて理性に従うべき。

■合理的過ぎてもダメ

ということで、合理的に考えれば損のない人生を送れそうだが、人間社会で生きていくには合理的過ぎても受け入れられない。例えば本の中の例題、

Q.列車が暴走し、線路の先にいる5人を轢いてしまいそう。ここで隣の太っている人を線路に突き出せば5人は助かる。さてどうする?

この問いに迷わず「1人の命で5人が助かるから突き出す」と答える人が友達ならどうだろうか?
また「北朝鮮に拉致された人なんて数十人なんだから、そんな所より数千人を救える新薬の開発にお金をかけるべきだ」と発言する人が政治家でいられるだろうか?

世の中"合理的な"選択をした人が支持を得るとは限らない。それより他人の感情を理解し共感を得る事が大切、とこの本の後半で暗に示されていると思う。「経済は感情で動く」し「世の中は感情で動く」。

例えば人狼BBSの場合、いくら自分が"合理的な考え"であっても、その"考え"が多数派でなければ負ける。そうならないために自分の考えを偽って多数派に鞍替えするか、相手を説得する必要がある。

■まとめ

本の前半はトリビア中心でさくさく進む。今まで感情の手玉に取られてたことを知れば、次からは感情を計算して合理的な選択ができるようになる。後半では心理学要素が強くなり感情に左右される人間を肯定するような書き方になる。確かに人間と感情は切れない関係なのだから、1人の命で5人が助かるのを迷ったり、新薬の開発より拉致被害者の救出を選択するのは、例え"非合理"であっても"人として正しい選択"と言えると思う。

経済は感情で動く―― はじめての行動経済学
マッテオ モッテルリーニ
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「ウォール街のランダムウォーカー」読了

骨折しているので本を読みまくる第1弾は「ウォール街のランダムウォーカー」。各所で「金融投資を行うときの基本」と評されてます。…といっ…

骨折しているので本を読みまくる第1弾は「ウォール街のランダムウォーカー」。各所で「金融投資を行うときの基本」と評されてます。…といってもだいたいの感想は「手数料の低いインデックスファンドを買ってずっと持つのが一番儲かるよ~」で纏められてるから読むの楽しみでした。

■感想

インデックスファンドを賞賛するだけの本かと思いましたが、さまざまな投資法や株式投資以外の金融商品も過去数10年のスパンで研究されていて大変面白かったです。と同時に、インデックスファンドは儲かる確率が一番高いだけで、他の投資方法を全否定はしていませんでした。

著者がインデックスファンドを支持する理論をまとめると

  1. 市場は効率的である
  2. 不自然と思われる価値評価(バブル景気やサブプライムローンなど)も、時間が経てば必ず効率的な価格に戻る
  3. 効率的な価格から離れたときに投資すれば利益が得られる。
  4. しかし投資するときの価格が効率的な価格でないか否かはその時点では分からない。
  5. よってインデックスファンドを買ってずっと持っておくのが一番確率の高い投資方法である

※効率的=多くの人がその商品に注目していて商品価格が適正な水準となっている状態。他人を出し抜いて儲ける事ができない。

つまり、運がよければ掘り出し物を探し当てて大もうけする事ができるが、確率や労力、取引手数料を考えるとインデックスファンドが一番ベターだよ、と言っているのである。

■儲けのチャンス

しかし確率はどうあれ儲けられる可能性があるという事実がある。著者もインデックスファンド以外の金融商品(クローズド・エンド・ファンド)に投資して儲けたことがあると書いている。また本の中で「『ダウの負け犬』戦略」というファンドの話があった。ある法則について取引を行うと儲けられる事を発見し、その戦略を書いた本を出版したら員同じことを真似され破綻した、という話しだ。裏を返せばその理論が広まるまでは有効だったのだ。

また著者は

私は真の価値がいずれは行き渡ると信じているが、時には皆が真の価値に気がつかない状態も存在しうるのである。(~中略~)そういう時にはもちろん、私は躊躇なくランダム・ウォークの歩みを止め、さっさと拾うに違いない

こんな事まで言っている。

以上より、市場参加者全員がこの本を読んだとしても

  • まだこの商品は効率的じゃない(と俺が思う)から、今買えば儲けられる!
  • 俺が発見したテクニカル理論は誰にも知られてないから有効
  • 「市場は参加者の心情によって動く」から行動ファイナンスを極めれば参加者の裏をかけるかもしれない

と、一攫千金を夢見る人間は減らないと思う。この本ではそういう人を否定せず、「市場平均に勝つのは難しいだろうが、自分の目で運用したい気持ちも分かる」と言っている。

では果たして自分で選んだ金融商品でインデックスに勝つにはどうすればいいのか?ここでは詳しく考察しないが、少なくとも一般人がパソコン1つでアクセスできるデータだけでは難しいのと僕は考えている。

■まとめ

いろいろな可能性が書いてあり、読者に単一の結論は与えてくれない。それが読み手を(よい意味で)迷わせ、それぞれの投資理論に深みがでるのかなぁと考えます。この本を読んだ事で自分の考えが180度変わったり目から鱗が落ちたりはないと思いますが、考えさせられる材料を与えてくれる本だと思いました。

…しかしこの本は難しい!さくさく読めない!最低限、他の入門書を2,3冊読んだ上で挑戦するレベルだと思う。自己啓発本初心者に「7つの習慣」を読ませたり、プログラミング初心者にオライリー本を読ませたりすると挫折するのと同じで、初めて株式投資をする人には全くお勧めできません!

ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理
バートン マルキール
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モチベーションを保つためのインデックス投資

毎月自動的に積み立てられるインデックス投資では面白くないため、以下のようなルールで積み立てる事にした。■ルール購入するのはTOPIXイ…

毎月自動的に積み立てられるインデックス投資では面白くないため、以下のようなルールで積み立てる事にした。

■ルール

  1. 購入するのはTOPIXインデックス・オープン
  2. 積み立ては金額基準、1回1万円。ドルコスト平均法。
  3. 日経平均が下ったと思った日に購入する。購入できるのは1日1万円まで。
  4. 月に2日以上、5日以下購入する。つまり月に2万円~5万円を投資する。

■メリット

  1. 自分で購入日を選ぶので、投資のわくわく感が維持できる。
  2. 月に2日以上、5日以下というルールを守ることで、毎月積み立てと似たような目的を達成できる。
  3. 毎日投資の事を考えるので気持ちが切れない。

■デメリット

  1. 日々の値動きを気にしなければならない。
  2. 普通に積み立てるより損な結果になると気分が落ち込む。

■まとめ

一応デメリットも書いてみたが、もし投資以外が忙しくなったら普通の積み立てに戻せばいいだけである。どちらがいいかは個人の性格にもよるが、僕は値動き関係なく機械的に積み立てられていくのが納得いかないので、例え手間がかかっても納得感があるこの方法が合ってるかな、と。

貯金とか投資の話2008

2008年もう一つ良かったのがお金に対する意識が強くなったこと。ムダ金を使わないような節約体質になりました。■貯金2007年7月に車を購入&amp…

2008年もう一つ良かったのがお金に対する意識が強くなったこと。ムダ金を使わないような節約体質になりました。

■貯金

2007年7月に車を購入&引越しして以来、月間収支がずっと赤字だったので2008年8月から完全家計簿(※)を開始。見えてなかった"ムダ金"が出るわ出るわで速攻黒字化しました。何かを買うとき「ここでカネ使ったら支出として記録される」って常に意識できたのがよかったかな。

※2007年12月から食費と贅沢費だけは管理していたが、今思えばお菓子が含まれてなかったり、"必要経費"は闇に葬られていたりと不完全過ぎるものでした。

■節約Howto

・自炊

11月の食費は15000円。12月の食費は12000円でした。節約生活開始前は22000円くらいだったかなぁ。節約できる金額は大した事ないけど節約意識を身につける意味で重要。全ての基礎。

・買う前に良く考える

これは

  1. それが本当に必要か?
  2. 別の所で安く売ってないか?

の2つを考える。1.については今すぐ必要じゃなければ数日待ってみる。よくよく考えれば不要だったり他のもので代用できたりします。2.については最初に見つけた店だけじゃなく、違う場所も探してみる事。日用品なら100円ショップ、デジモノなら秋葉原・ヤフオクなどで安く手に入る。

例えば去年は車のバッテリーを交換するのに、店だと10000円の所をヤフオクでバッテリー落札→自分で取り付けて8000円。2000円あれば1週間食っていけるよ!(なんでも食費換算する事で節約した気分になれる)

逆に失敗したのは100均のスリッパ。2ヶ月くらいでボロボロになって新しいの買う羽目になりました。安物買いの銭失いにならないようにしないとね…。

とにかく良かったのは衝動買いをしなくなったので購入ミスが減った事。今すぐ必要なモノってそんなに多くない。去年後半に買ったモノは全部現役で使ってます。

■投資

夏頃からちょくちょく投資やってます。今のところ儲かってもいないし大損もしてない。今までお金に無頓着で生きてきたので「投資って世界があるんだ~」と興味深く勉強してます。エンジニアの世界と違って素人を騙そうとする悪い人たちがたくさんいて面白いw

今興味があるのはインデックス投資とグローバル経済で、国内の個別株やってる人とは肌が合わない。なんかギャンブルっぽくて…。自分の知らない分野(バイオテクノロジーとか)の勉強して、その中から優良企業を探して株買って…とか無理。

つーか前者の分野の方が読んでて面白い本が多いんだよなぁ。政治とも繋がってるから勉強になる。2009年も経済は回復しないって言われてるので、停滞してる間にしっかり勉強してバブル期に生かそうと思います(来るの?)

いわゆる"ワンルームマンション経営"について考えた

職場によく勧誘電話がかかってくる"ワンルームマンション経営"についてちょっと考えてみました。つーか一度説明に聞きに行ったので、…

職場によく勧誘電話がかかってくる"ワンルームマンション経営"についてちょっと考えてみました。つーか一度説明に聞きに行ったので、業者の話や自分が思ったことを纏めただけですが。

■「ワンルームマンション経営」とは

都心にワンルームマンションを購入し、管理会社に管理を委託し家賃収入を受け取る金融商品。持ち家と違って頭金なしですぐに始められる。2000万円の物件でローン3%の低金利、毎月の支払い約10万円は家賃収入で相殺でき35年でワンルームマンションがあなたの手元に。(実際は月々の管理費1万円~1.5万円赤字)

■ワンルームマンション経営のメリット

1.固定資産が持てる
月々1万円~1.5万円で35年後に固定資産が持てる。

2.年金の代わりになる
今の調子では国の年金には期待できない。マンションならローンを完済すれば死ぬまで家賃が収入になり老後の生活を支えてくれる。

3.税金対策になる/還付金で月々の管理費が相殺できる

マンションに関わる諸経費を確定申告できるので、見かけ上の年収を下げる事ができる。所得税が年10万~20万ほど帰ってくるので、これが月々1万円~1.5万円のマンション管理費と相殺。実質ランニングコストがタダでマンション経営できる。

4.生命保険代わりとなる
契約形態的に契約者本人が死んだら残りのローンは払わなくてもよい。つまり2000万円の物件のうち500万を払って交通事故で死んだ場合、家族に1500万円の物件が残る。実質的な生命保険と同じ効果があるので、生命保険を解約してOK・

■ワンルームマンション経営のデメリットとその対策

1.空室リスク

誰も入居しなけりゃ家賃収入0。しかし業者の話では地方と違って東京都心の駅近郊は入居率96%と需要過多。仮に入居者がいなくとも業者が家賃の90%を保障する仕組みがあるので大損はしない。

2.天災リスク

地震や火事でマンションが壊れたら終わり。…ではまずいので、契約と同時に保険に入り地震や火事が発生した場合にはそこから完璧に保障される仕組みになる。元よりワンルームマンションは(梁が多いので)地震に強く、阪神大震災でも全壊したマンションは0だった。

3.修繕リスク

35年も経ったマンションになんの価値があるのか?いやいや、今のマンションは外壁がタイル張りでメンテしやすく、修繕費は毎月の管理費の中に含まれているので突然大金が必要になるということもない。

■俺的なツッコミ

最初に引っかかったのが「月々1万円~1.5万円の諸費用は還付金でチャラになるから、実質タダで35年後にマンションを手に入れられる」という話。こういうインチキ臭い話はちゃんと吟味してトータルで考えなければいけない。

例えば2000万円のマンションをこの方法で購入した場合、35年後に築35年のマンションが手に入る。一方、今から2000万円を1%の円定期に入れた場合([新生銀行] 冬の特別円定期)、1.01の35乗=1.42倍の2833万円になり833万円の収入となる。つまり35年後に築35年のマンションが833万円以上の価値を持っていなければ損となる。

実際、833万円以上の価値があったとしても35年間の間入居者がいて修繕もきっちりされるかを考えると、円定期の方が圧倒的に低リスクだろう。メリットは"今"2000万円持っていなくてもローンを組んで2000万円の物件を運用できる事だけ。勝間本で言われてる通り「持ち家とはレバレッジをかけて住宅に投資すること」なのである。

また空室リスク:入居率96%だから大丈夫についても疑問。不動産屋が言うには、この先日本の人口が減っていくにしても東京都の世帯数は増える傾向にあり、また平均世帯人員は減る傾向にあるらしい。

『日本の世帯数の将来推計(都道府県別推計)』(2005年8月推計)トップ

※PDFファイルのP14、P16を参照

つまり都心で1人で住む人が増えるので、ワンルームマンションの需要側は減らないという主張。

しかし上記資料は年齢が考慮されていない。50歳の人が一人で住むとしてワンルームを選ぶだろうか?そこらへんを不動産屋に問い詰めると、確かに40代~60代の人は東京に一人で住むといってもワンルームマンションは借りないらしい。

ちなみに日本の人口は将来にかけて以下のように減っていくみたい。

  • 2004年
    • 14歳以下:1,759万人
    • 15歳~64歳:8,442万人
    • 65歳以下:2,576万人
  • 2030年
    • 14歳以下:1,115万人
    • 15歳~64歳:6,740万人
    • 65歳以下:3,667万人
  • 2055年
    • 14歳以下:752万人
    • 15歳~64歳:4,595万人
    • 65歳以下:3,646万人

2004年⇒2030年にかけて、15歳~64歳の人口は21%減

将来推計人口(平成18年推計)の概要(PDF)

よって増えているのは40代~60代の単身者でワンルームを借りるような10代~30代の単身者は減っているかもしれない。

■不動産投資の中ではそこまで悪い商品じゃない?

実は最初、「持ち家買ったり不動産投資するならREITでも買っとけ」という方向でワンルームマンションを否定しようとしたのだが、去年夏からJ-REITが爆下げしているのに対して、ワンルームマンションの家賃は下がっていない。これはどういうことかと考えると、REITはオフィスビルを中心に扱っているのに対して、ワンルームマンションはワンルームに特化した投資であること。ここ4,5年は都心に人が集まってワンルームマンションの需要がある状況が続くだろうから、この不況下でマックやユニクロに投資して成功するようなことができるかもしれない。

■その他ネットの意見

ワンルームマンション経営のメリット – 教えて!goo

ここは否定派が多い。専門家の意見は参考になるが中には私怨で回答している人も。

マンション投資を始めるならワンルームマンション経営!:マンション投資.COM

本気で成功するつもりなら、こういうサイトを見たり自分で調べたりして業者を決めるべきだろう。

■結局

2000万円もレバレッジ利かすのは嫌なので今回は断りました。やっぱ35年後=2045年まで続く金融商品を持つのはリスクだよねぇ。

インデックス投資ナイトに行きそびれたので各所にUPされてるレポを読んでみた。

1/10(土)にインデックス投資ナイト!!というイベントがありまして。インデックス投資ナイト!! TOKYO CULTURE CULTURE:@niftyついに現実となった世…

1/10(土)にインデックス投資ナイト!!というイベントがありまして。

インデックス投資ナイト!! TOKYO CULTURE CULTURE:@nifty

ついに現実となった世界大恐慌!!なのに全く動じない「インデックス投資」とはいったい何か?そしてインデックス投資家とは?彼らは何を考えどんな金融商品を買っているのか?このイベントでは著名インデックス投資ブロガーや専門家に集まっていただき、投資観や人生観をたっぷりと語っていただきます。

日経平均やダウ平均などの株価指数を「インデックス」と言い、それらに連動した投資を行う事を「インデックス投資」と言います。大もうけする事は難しいですが大損する事もなく、手数料も考慮すると有名なファンドや証券会社が運用するアクティブ型投資よりも平均リターンが大きいことが特徴。高度な知識が不要で誰でも始められるのもメリットです。(もちろん異論もあります)。このインデックス投資法を信じる人の集まりが「インデックス投資ナイト!!」だったのです。

ただ集まるだけじゃなく、有名投資系ブロガー主催でパネリストには金融で飯食ってるプロの方も参戦。個人ブロガー主催・非技術系のイベントでは珍しいんじゃないかな。僕はインデックス投資にも興味があったし有名人に会いたいという欲もあり、速攻前売り券を購入。準備万端で会場へ向かったつもりでした…が。チケットを家に忘れてしまい、参加できませんでした。アホか。

確かにこの日は朝からいろいろ予定があり混乱してたのですが、チケット忘れるとか…ないわ。悔しいので参加者のブログレポから内容を推測しますw


■本家

1つ目のイーノさんのブログでは主催サイドのまとめになってます(文が分かりやすい)。2つ目のえんどうさんのブログはブロガーの感想まとめ&TBセンターになってますので、いろんな参加者の感想が見たい!という方はこちらにどうぞ。

■別のまとめ

インデックス投資ナイト まとめ – チラシの裏

えんどうさんのブログとは違う形で、インデックス投資ナイトのエントリが纏められています。

■一番詳しい全文レポ

梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記) | インデックス投資ナイト実況レポート(その1)

第1部のトークバトルを完全再現。その3までみっちりで読み応え十分です。

■分かりやすいなぁと思ったメモ

「インデックス投資家集まれ」に参加してきました 小金持ち父さんの資産設計塾(?)

ポイントが押さえられていてざっくり把握するには良い感じ。けど全文レポは長くても面白いので時間がある人はそっちを読むのが良いかな。

■Fund of the Year 2008

rennyの備忘録 | 決定!投信ブロガーが選ぶFund of the Year 2008

大賞は「STAM グローバル株式インデックス・オープン」特別賞も「STAM インデックスシリーズ」とSTAMの一人勝ちでした。一番の決め手が信託報酬の低減ってところがインデックス投資家が選んだランキングらしいです。

また大賞の受賞スピーチで登壇されたSTAMマーケティング部さんからお知らせが。

Site.M from 新所沢:インデックス投資ナイトに行ってきました

ファンドの海でアセットアロケーション計算ツールが提供されたことで、お客様からアセットアロケーションを組成する分の信託報酬をいただくことはできないという結論になり、今年から設定されるバランスファンドではアセットアロケーションを計算する分をなくする(信託報酬の値下げを行う)というビッグニュースがありました。

イーノさんの努力で信託報酬を低減されたという事でイーノさん、凄いです。

そして、その決断を下したSTAMも凄い会社です。

インデックスファンドはアクティブファンドに比べて儲けが少なく運用が大変だそうです。しかも買う人は目の肥えたマニアばっかりだからハードルも高い。潰れない程度に儲けていただいた後は、どんどん競争して手数料下げていただきたいと思います(笑)。

■その他印象に残った感想

インデックス投資ナイト – 女性ファイナンシャルプランナー(FP) 田中香津奈のFelice Blog

この集まりが他の金融系セミナーと違うところは、

「儲かったから、さらによりよくなりたいために、よい情報を取りに行く」や、

「今後の経済状況がどうなるのか、投資に役立つ情報を知りたい」とか、

「気がついたら、投資をしている人が多く、今やらないと取り残されそうで・・・」

といった動機はあまり感じられず、

自分のやっている投資スタイルを確認しに行き、

同じ理念を持つ人たちと、共有する時間を持ちたい、

という、熱すぎず、でも、真摯な態度で投資に取り組んでいく、という

スタンスなのです。

今回、えんどうさんのブログからリンクされてるブログを全部見て回りましたが、派手な色使いで読者を煽るようなブログは0でした。淡々と日記を更新するように投資をされている方ばかりでさぞかしいい雰囲気の集まりだったんだと思います。

■ということで

インデックス投資を続けつつ、第2回があればチケットを忘れないように気をつけて参加したいと思います。