MAIDテクノロジについて

MAIDで検索するとあっちのメイドが出てきて困るストレージシステム。それがMAID(Massive Arrays of Inactive Disks)テクノロジです。

つっても今のお客さんで導入するかもしれんから調べてるだけで僕もよく分かってません。資料を読む限り、MAIDの肝は

 「データ読み込み時に全てのHDDを回転させない」

ということ。必要に応じてHDDに読み込みにいく分速度は落ちるが、省電力/高寿命/高密度化を実現できるというわけ。

…って言葉で言うのは簡単だけど、サーバ製品で省電力うたっても仕方ないし、「必要な時だけHDD動かすからか同時館少なくなって高寿命」という理論は分かるけど、電源ON/OFF繰り返せば逆に故障多くなるんじゃねぇの?とか思ったり。高密度化は分かるけど。ま、いろんな企業が製品化してるんだから大丈夫なんだろうけど。

NTT-ITがMAIDを利用したネットワークストレージを販売開始–消費電力を4分の1以下に

住商情報システム、最大224テラバイトのMAID型ディスクストレージ製品を発売

■用途とか

低速度、大容量のストレージの用途と言えばバックアップ/リストアしかありません。「大容量つっても大容量過ぎだろ」と思った人は甘い。最近は個人情報保護法とかなんやらで、社内のデータ全部保管しとけとかうるさいんですよ。んで社内のデータを数年分に渡って保存するには120TBほど要るんだと(汗 120TBのデータを普通のディスクシステムに保存するには金がない、しかしテープに保存するのはウザ過ぎる。ということで中間のMAIDシステムの登場というわけ。

しかしこれ、導入するとなるとパフォーマンス検証をしなければならないんだけど…。100TBのデータを何十時間で戻す、とかやるのかな…。わーい!めんどくさい!ヽ(´▽`)ノ

※ところでこのブログのカテゴリ、いつまでも[新人SE]じゃだめだなぁ。