W-ZERO3を売ってDDにした。

昨年に喜び勇んでW-ZERO3買ったのですが、結局あまり使わず元の鞘(データ通信用途)に戻りました。

なんで使わなかったかというと…

  1. そもそも電車通勤じゃない→使用頻度低
  2. 慣れるのに大変
  3. なんか遅いんすけど
  4. 携帯で事足りちゃう
  5. ハードウェアUI周り

俺に取っては1が一番致命的でした(なんで買うとき考えなかったんだ?)。だって内勤だから通勤時以外は会社か家。そりゃZERO3使わね、って話ですよ。

まぁそれだけじゃ個人的すぎるので2~4の方を話すと…

2.慣れるのが大変

当然ながら新しいOSに新しいハードウェア。操作を1から覚えないといけない。これが結構ハードル高い。デフォルト状態からキー割り当てを変更するのでも一苦労だしPHSは勝手に通信し出すし…。

確かにZERO3を便利にするサードパーティ製のパーツやフリーソフトはいっぱいある。けどその情報を自分で探さないといけないし、情報サイトで紹介されているツールを導入するにも同じようなソフトがいっぱいあるんだよなー。そりゃPCだって同じでしょ、という話だけど、あの小さい画面とキーボードで未知のソフトを試用するのは辛いです。

3.なんか遅いんですけど

ESは知らんが、W-ZERO3は動きにもっさり感がある。まぁメモ帳起動して何か書くくらいだったらいいけど、ネットのブラウジングは激遅。無線LANでも遅いぜ!例えば駅前探索クラブで電車の乗り換えを調べるののにZERO3では2分以上かかる。調べてる間に駅に着いちゃう。EZナビウォークの方が全然早い。

4.携帯で事足りちゃう

動画見る、ゲームする、プログラミングするwじゃなければ携帯でも全然OK。時刻表、地図etcの必須サービスはもちろん、Gmailも(auの携帯なら)見れちゃう。SNS等のWebサービスも携帯対応がデフォルトだし、むしろこの時代に携帯に対応してないなんて潰れちゃいますよ。てか携帯対応してないのってPCのリッチブラウザに特化したもので、結局ZERO3では見れないとか。

5.ハードウェアUI周り

2.3.と関連するんだけど、アプリ作成者はZERO3のキーの豊富さに頼り過ぎなんすよ!だからアプリを使いこなすのにユーザーが苦労しなければいけないんです。

競争が激しいだけあって、携帯サービスのUIは考えつくされている。例えば東京の天気を確認したい場合、yahoモバイルにアクセスして、2→2→3→1→2と押せば終了。15秒くらいかな?いちいち「とうきょう」とか文字を入力しなければいけないZERO3とは対照的。もうね、ZERO3でがんばってキー入力してちまちま画面をタッチしてるのが恥ずかしい。

電車の中じゃタップミスしてしまうことも多数だし「タッチペンを使う」という設計思考が間違っている。アプリケーション設計者はユーザーに極力タッチペンを使わせないようにアプリを設計して欲しい。

■結論

確かに俺もZERO3で動画見て悦に浸ったことがあるけれど、今や携帯でも動画見れるし、microSDカードも安くなってるしねぇ…。ZERO3を選ぶ必要性が薄いかな、と思う。

「なんでスマートフォンが売れないんだろう?こんなに便利なのに。」という論調をブログでよく見かけるけど、実際はこんなもんですよ。うちの会社でesを持ってる人も使い続けてる人半分、飽きた人半分だし、IT系の会社でこれだから一般に普及するなんて夢のまた夢でしょう。

日本はケータイ鎖国で外国から遅れてるって言われてるけど、「遅れてる」ってのは間違いで正確には携帯端末もサービスも進化しすぎてるだと思う。外国事情はあまり分からんけど、日本では携帯で動画取ったりブログ投稿するのが普通だし、しかもその機能が一般人に重宝されている。GSM圏の端末価格や多様性は凄いけど、単体の携帯に詰め込まれている機能の多機能さでは敵わんよ(逆に言うと海外ではスマートフォンが普及してるから、「携帯でいろいろしたい人はスマートフォン買ってね」ってことかもしれない。)

とにかく、ブログ界ではW-ZERO3を絶賛するエントリーが多いけど、一時のブームに流されず本当に自分に必要か見極めて購入するべきでしょう。

…とZERO3をヤフオクで売却した後なので思いっきり批判してみましたw