10-11シーズンのスノーボード映像を編集し、公開しました。

まずはこいつを見てくれ↓

10-11 ティーザー

### ということで映像公開です!
10-11シーズンは仲間でDVDを作ろう!ということでがんばって映像を撮影しておりました。その映像をかき集め、編集し、**ついに公開することができました!**…といってもまだティーザー(予告編)だけで、本編は作成中なのですが…。ティーザーに力入れすぎたせいで本編のハードルが上がってやばい雰囲気の今日この頃。
### なぜ映像を作ろうと思ったか
スノーボード業界の価値観として、大会での成績以外に**シーズン終わって製作する映像が一つの「成果」として上げられます。**実際、8月~10月にかけてプロチームがDVD発売ラッシュが始まり、「今年はどこの映像が良かった」「あのチームは2年前の映像が最高だ」という話に花を咲かせ、テンション高めて冬に繋げるって感じなんです。ということで「自チームのかっこいい映像を作る」ってのはスノーボーダーにとって「大会でいい成績を残す」と同列かそれ以上の目標なのです。
※ 中には「本当に凄い滑りに点数は付けられない。記録残るだけの大会より記憶に残る映像作りの方が上」と言う人もいる。
### 映像製作のタイミング
そういう前提の元、前々から映像を作ってみたいと思っていました。しかしそれは以下の条件をクリアした上の事と考えていました。
#### 1.滑りのスキル
とはいえ、プロ並みに滑れるようになるまで待つわけにもいかないので、得意技だけ練習してそれなりに見せれるようにしました。
#### 2.撮影に使用する機材
安いカメラで適当な感じで撮影した映像は嫌でした。だって自分の滑りの時間を裂いて人の滑りを撮影するんですよ?どうせ滑れず撮影に専念するんだから、ちゃんとしたカメラで頭使って撮影しないと時間が勿体無いってもんでしょう。
#### 3.仲間
一緒にゲレンデを滑り撮影もしてくれる仲間が必要でした。これが一番のハードル。映像製作するためには全員が同じゲレンデにいなければいけないし、僕一人が撮影していたら僕が映像に入れない。僕と同じく自分の滑る時間を削って映像を作る"気"がある仲間が必要でした。
…とおおげさに書いたけど、割と賛同してくれる仲間が多く**一斉にビデオカメラを購入し**ゲレンデで楽しみながら映像を撮りあっていたので「俺ばっかり撮影してる!」とか「みんな非協力的だ!」とか、そういうのはなかったですね。
※ それよりか天気の悪さと技のメイク率の悪さが…。
そんな感じで池の平を中心にひたすら映像を撮りまくるというシーズンでした。結果集まったフィルムが**3200ファイル・70時間分。**いや、見るだけで死ぬ。1年目なので右も左も分らない状態での撮影でしたが、注力しただけあってそれなりのものが出来上がりそうな雰囲気です。
### ちゃんとした映像を作りたかったわけ
例えば僕一人が適当に撮影して、適当に映像作ってもそれなりのものが出来上がるけど「面白いね」で終わりだと思うんです。それだと次に続かない。
もし予想以上にいいムービーが出来たとしたら?
* 「今度俺が撮影しようか?協力するよ!」
* 「次は出演したい!いつ撮影やるの!一緒のゲレンデに行くよ」
と、来シーズン以降の環境を整えられる。そういう狙いがありました。
### 「1回目」の重要さ
アマチュアといえど1回目って重要だと思うんです。それで周りに「本気度」が伝わり、そのイメージを修正するのって結構大変。前のエントリで[演奏会](http://prius.cc/d/20110907_namatoro.html)の宣伝しましたけど、あれだって1回目があったから今回があると思ってて。
無条件で注目されるのは1回目だけなんですよ。「1回目はとりあえず作って2回目以降に経験生かしてがんばろう」ではもう客が逃げている。「ただ作って自己満足」ってだけならそれでもいいんですけど「作ったうえで他の人を楽しませて流れを作る」なら1回目からがんばらないとなぁ、と思ったのです。
### まとめ
こんな事言ってまだ本編もできてないし、実は他の人からは大したことないって思われてるかもしれないし、**そもそも来年も撮影するんかい?**っつー話だけど、俺個人はこんなこと考えてましたって話で。けど一番の動機は
俺が取り組むからにはそこらと同じレベルじゃ絶対いや!
って思いだったかも…w や、友達のムービーとか見るのは好きなんだけど、それとこれとは別問題でやるからには驚かせるようなもの作りたいっていうか。
次のエントリからは撮影時の話や編集の話、来期に繋がることなど書いていこうと思います。