10-11スノーボード動画撮影時に注意したこと・反省

このエントリではタイトル通り、撮影時に考えたことを書こうと思います。
### 気をつけたこと
#### とにかく撮りまくる
動画製作1年目で右も左も分らない、何が使える映像か分らない。**それなら何でも撮っちゃおう、**という方針でした。案の定、編集時に動画がありすぎて困ったり**一部動画を紛失**したりしたのですが、一年目の僕らにはベストな選択だったと思います。
…とはいえ、映像製作の本を見ると「使えるカットが撮れたと思ったら、同じようなカットは撮らない」と書いてあり、あまり良い方法ではないような気がします。
#### いろんなアングルから撮影する
友達のムービーを見ていて、後ろからの追い撮りや横からのアイテム撮影ばっかりでつまらないと思うことがありました。けど普通に撮影するとそうなっちゃうんですよね。一番楽だし。ということで、被写体を前から横から、試しにローアングルで撮ってみたりととにかく同じ角度から撮影しないようにしました。
実際この点は大当たりで、いろんなアングルを組み合わせることで飽きのない映像が作れたと思います。
#### いろんなカメラで撮影する
アングルにも通じるのですが、友達が標準的なビデオカメラなら僕は超広角の一眼ムービーや魚眼のGoProを使って撮影しました。これでアングル+カメラレンズの2つの要素でいろいろ違う映像を撮ることができました。
#### なるべく素人っぽい絵にしないようにする
具体的にはアイテムのINにあるポールがカメラに映りこまないようにしました。それくらいかな?
### 反省点
#### レンズ曇りすぎ
レンズが曇ったまま(or水滴がついたまま)撮影し、いい技ができても結果使えないということが多々ありました。撮影しているときは「これくらい大丈夫」と思っても、家に帰って大画面で見ると気になったり。雪山では温度差でレンズが曇りやすいので、こまめにケアするべきでした。
#### 置き撮りに頼ってしまった
プロの映像って置き撮り全然ないんですよね。つまらないから。最初そこらへんがあまり分ってなく、練習動画のつもりでたくさん置き撮りしました。置き撮りって映像に動きがないから、それだけ使うのは辛い。つまり**置き撮り=素人っぽい動画になっちゃうんです。**
#### パーク流し映像について
パーク流し撮影は失敗が2つあって、1つは**全員を撮影しようとしたこと。**全員を撮影しようとするとどうしてもアイテムの横に移動して撮影する感じになるのですが、それだとありきたりな映像になって悲しい。2つ目は**人と人との間で映像を切らなかったこと。**5分の映像でのべ40人くらいアイテム入ってると、分割面倒で泣いちゃうね。発掘面倒でお蔵入りになった映像もあり…。
とはいえフレンドパート程度のあまり会わない友達は、パーク追い撮りで映像残さないといけないので仕方ない。
#### オフショットについて
LBシリーズに習って雪山でのオフショット的な映像をたくさん入れようと思ったんだけど、**具体的なシーンを考えないまま撮影したので使える映像が極端に少なかったです。**セオリーとしては人物のバストアップや人物+風景なのですが、適当に撮影したたまほぼ皆無…。編集を始めてから「こういうシーンが欲しいな」と思って必死に探したり。今回は3200ファイル・70時間分の映像があったので何とか探せましたが、次回は最初から完成するムービーをイメージしてオフショットを撮影したいです。
#### 曇りの日にがんばって撮影してしまった
「曇りの日の映像は使う気になれない」というのは実感しました。具体的には**雪面に太陽が当たってない時は撮影してもムダ**です。まぁ晴れの日オンリーってのは難しいですが、よっぽどじゃないと曇りの時に撮影したくないですね。逆に言うと晴れていたら調子悪くてもとにかくカメラ回すべき。
追記すると、曇りの日というか**ライダーの背景に雲がないこと**が重要。例えば晴れていてもライダーの背景が雲ばっかりでどんよりとした雰囲気の映像になってしまっては意味がない。こういう時はバックに空が見えているアングルで撮影するなど工夫が必要。
### 次回やりたいこと
#### カメラワーク
具体的にはカメラレールを使ったような緩やかなカメラ移動しつつの映像。ただアイテムを滑るのでも、より「使える」映像になると思います。
#### オフショット
次回は「具体的にこういう画が撮りたいんだっ!」ってのを考えて撮影したいですね。
#### 効率的な撮影
今回60日間くらい撮影したんですけど、ティーザーの8割はある5日分の映像だったりします。5日間とも天気が良くてみんなが気合いれて撮影した日だったんだけど、毎回撮影するより「今日はっ!」って日に撮影していい映像残せればいいなぁ(メイク率が課題だけど)。少なくとも「今のは使えない」と判断した映像はその場で消したい。
#### キッカー重視で
ジブとキッカー、どっちが撮影しやすいかっていうと圧倒的にジブなんですね。なんせ試行回数が多く、撮影しやすい。それだけに映像にキッカー入っていると映える。去年の池はキッカーを気持ちよく飛べるコンディションが少なかったこともあったけど、来年はキッカー飛べるならキッカー重視で撮影!ぶっちゃけジブは後からどうにでもなる。


というところかなぁ。
ま、一番必要なのは**滑走者のスキルアップ**なんですけどね!