[読書]外資系コンサルが実践する資料作成の基本/たった1日で即戦力になるExcelの教科書
Office系の本を二冊読んだのでメモ
Contents
「外資系コンサルが実践する資料作成の基本」の感想
資料の体裁部分について(2章~4章)
資料の体裁やOfficeの使い方部分は8割方出来ており、問題ないように思う。むしろ本書のこのセクションは、自分が後輩の資料をレビューする時に、効果的で体系的な指摘を行う手助けのために使える。
僕が体裁の整え方を学んだ方法は
- 先輩のやり方を真似したり
- 既存の資料をそのまま使ったり
- あるいは自己流で試行錯誤しながらだったり
結果、自分は資料を作れるようになっても、他人に教えることが出来なくなった。
※ 「自分が長い間かけて習得した技術は他人に教えるのが難しい」の法則
後輩を指導する時「君の資料は〇〇がよくない。ダメな個所は××であり、一般的には△△にする方が良い」と出来れば、1回の指導の効果が高くなる。
あとの2割は小ネタだったり自分があまり使ってない機能だったりするので、興味深く読んだ。 例えば、僕は理系人間なので、グラフはありのままの事実を書き、言葉で結論を説明するスタイルだが「王道60 P.231」のように、図自体に強調を入れるやり方があるんだな、と知った。理系脳ではなくコンサル脳で考えると、図は事実を語るものではなく主張を補強するものなので、偽造…ではないけど、自分に都合のよい風に捻じ曲げてアピールするのも手法だなと思いました。
資料のスケルトンについて(1章)
ここは自分が出来てない部分で、コンサルの「思考」に近い部分だと思う。相手に何を伝えるのか、を念頭に資料の構成を考えて作る習慣をつけるべきだなと思った。ここだけを中心に解説している本もあると思うので、次に読むのならそれかな…。
ま、自分の自己流がだいたい合ってる、という確認にはなって良かったです。
「たった1日で即戦力になるExcelの教科書」の感想
この本で役に立ったことは以下の5つ。
ショートカット | 機能 |
---|---|
Ctrl+1 | セルの書式設定 |
Shitf+F11 | シート追加 |
OFFSET + COUNTA | 可変範囲選択 |
Ctrl + G | ジャンプ |
Ctrl + Enter | 複数セル一括入力 |
後は全部知っていることだった。これも、自分が今までに使ってきたExcelテクが正しいと再確認でき、他人に体系的に教えるための資料となった。大半が知っている事であったが、たまにこういう本を読んで差分情報をキャッチアップしないと、いつの間にか最新に取り残されてしまうので読んで良かったです。
余談
Excelテクが中心に書かれていたがそもそも、元データを正しく作れば余計な関数は覚えなくて良いという事をもう少し主張しても良かった気がする。ダメな元データの例と良い元データの例を比較するとか。
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