トロントの医師のダイエット本メモ
こういう本があります。
ダイエット本だが、内容が冗長で時間をかけて読むほどではない。また冗長なので要点が印象に残りづらい。なので、自分用メモとして本の主張をまとめました。
Contents
ダイエットの原理原則
何を食べるか
- 食物繊維
- いい脂肪
- ナッツ、乳製品、アボガド
特に食べてはいけないもの
- 砂糖
- お菓子
- ジュース飲料
- 精製された穀物
- 菓子パン
本中で高度に精製された炭水化物として繰り返し出てくる、最も危険なもの。特に目新しい事ではなく、万物のダイエット法で砂糖を良しとしているものは一つもなし。とにかく砂糖は悪。ケチャップなども少量でも砂糖率が高いので危険。
ほどほどに
- タンパク質
世間で言われてるほどの効果はないが、食べることにデメリットはない。
以上。具体的な食品名を知りたければ本を参照
いつ食べるか
- 食間を空ける
- 間食をしない
- 1日の食事回数が少なければ少ないほど良い
- 定期的な断食を推奨
食事をとり終わったタイミングで肥満の原因であるインスリンが分泌され、2,3時間後に分泌が収まる。仮に間食をしたり食事の回数が多ければ、インスリンの分泌が収まらないうちにまたインスリンの分泌が始まる。こうなると、インスリンが分泌されている状態が普通となり、より多くのインスリンを分泌させようとし、インスリン抵抗性の症状になる。食事の間隔を空けることで、インスリンが低い状態を長く作り出すことが出来、インスリン抵抗性を弱め、同じ食事をした際でもインスリンの分泌を少なくすることができる。
インスリンについて
脂肪の蓄積を促すホルモン。過剰に分泌されると肥満の原因となる。
さまざまなダイエット法について
無意味ではないが、ダイエットの原理原則にかすっているだけなので効果が出ているだけ。
低カロリーダイエット
カロリーを取らないこと自体に意味はないが、低カロリーを心がけて夜食を抜いたりお菓子を控えたりするため、一見効果がある。しかしながら、取得カロリーを減らした分だけ、体の消費カロリーも減るため、取得カロリー分の減少分ほどは痩せない。逆に言うと、食べ過ぎた時は体の消費カロリーも増えるので、食べ過ぎたから即太るわけではない。
糖質制限ダイエット
結果的に本書で食べてはいけない食品を避け、推奨される食品を食べることになるが、食事タイミングを考慮しない手法のため、食事タイミング次第では思ったような効果が出ない事も
午後6時以降は食べないダイエット
結果的に食事をしない時間が長く続くため、効果あり。ただし、食事の内容にも気を配らないといけない。
朝食抜きダイエット
結果的に食事をしない時間が長く続くため、効果あり。ただし、食事の内容にも気を配らないといけない。
まとめと本の感想
いざまとめてみると、特に目新しい要素はないと感じた。それだけ、ダイエットというのが原理原則に基づいたもので銀の弾丸は存在しない、ということでもある。こう考えるとこの本の売り文句「一生太らないカラダを作る」は少し嘘ではないかと思う。つまり、一生砂糖を控え、間食をしなければ痩せ続けられる、と言っているだけで、それを簡単にできないから困るわけである。
なので有用な本かと言うと疑問だが「これだけ権威のある学者でも月並みな結論しか出せない」とあきらめて、ダイエットをがんばるモチベーションにはなると思う。
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