2021年の東京オリンピックがどうなってるか予想

去年、こんなツイートをしたのですが。

意外と開催が危ぶまれております。ということで、ここは思考実験として7月開幕予定のオリンピックがどうなるかを考えようと思います。なお、去年の12月に練習としてオリンピック開催されるかどうかをPEST分析しています。小さいので見えなかったらごめん。ブラウザ拡大してください。

こう見ると、北海道の鈴木知事は反対しそうだなと書いたのですが、オリンピックマラソンを拒否しなかったりと半年で大分立場が変わっているようですね。

日本以外の国の参加(スポーツ団体)

ワクチン広がってる国(欧米)

世論的に許容する動きじゃないんでしょうか。ライブも再開してるしスポーツイベントも行っている。医療体制も最悪期は脱しているでしょう。

感染が広がっている国(インド・中南米など)

オリンピックなんてやってる場合か!って意見は出そうですな。ただブラジルとかロシアみたいな大統領が独裁的な国は権威発動と称して派遣しそう。日本も断らないかな。

感染が広がってない国(台湾・NZなど)

ここら辺の国は、ちゃんと帰国時にルールを守るという条件で問題なく派遣するでしょう。

てことで、日本以外の国を考えてみましたが、この国の人達的には一部のスポーツ選手が日本に行くだけなので、自国のデメリットはほぼないよね。

事前合宿について

そうは言っても、事前合宿が中止になってるやんけ、と思うかもしれません。

千葉県内 新たに米英代表2チームの事前合宿中止に|NHK 首都圏のニュース

しかしこれは「事前合宿」が中止になっただけであって、本番も来ませんという事ではない。不慣れな地、しかも緊急事態宣言が発出されてる日本でコロナになって本番に間に合わないのが一番リスク。それなら、事前合宿には行かずに選手村に直接入って競技だけして帰る、ってのが一番リスク少ないでしょう。

もちろん本番へのコンディションを整えるために事前合宿は必要ですが、感染したら元も子もない。

あと、正直見る側の視点としては選手のコンディションがどうであろうがその競技を良く分かってないので問題なく楽しめます。詳しい競技なら別だけど。

そもそもコロナ感染数はどうなるかを予測

5月中旬時点で、大阪の実効再生産数が1を切ってますが大幅には下がっていない。感染者が300人/日になるのは6月に入ってからでしょう。重症者・死者は1か月遅れなので、緊急事態宣言が解除できるのは最速でも6月末から7月初旬。あれ?ここで解除するとオリンピックに間に合いますね!

とはいえこれは希望的観測。5月12日の緊急事態宣言延長以降はお店も再開し出しているというし、このまま感染者数が下がらないままダラダラと7月に突入する可能性もあり。そうなったら緊急事態宣言を(オリンピックのために)解除するのか、解除しないのか、気になりますな。

私の予想では"緊急事態宣言を出しつつオリンピックをやる"に一票入れときます。

本番2週間前くらいまではこのままいきそう。

これらを踏まえると、本番2週間前くらいまではこのまま進むんじゃないかなと思います。

どんでん返しの可能性として、欧州勢がお得意のノブレスオブリージュ(貴族は平民を助けなきゃ精神)で「日本国民が苦しんでるのに、我々だけオリンピックするわけにはいかない!」と辞退するのはありますが。向こうの国の国民はそうなってもIOCからカネもらってるスポーツ団体はそうはならないんで、まぁないかな。

本番で起こりそうなこと

ありそうな順でリストアップしておきます。

  • 有力選手がコロナ感染して出場できない
    • 1人くらいはいそう。んで、マスコミの取材が殺到しそう
  • 競技終わった選手が街をウロウロしてパパラッチされる
    • 競技終わって、しかも成績も振るわなければ気兼ねなくウロウロできるし、せっかく日本に来たなら楽しみたいよね
  • 日本のオリンピック準備がクソでいろいろトラブル
    • 多分、コロナなしでもありそうだけど、今回はコロナと絡めて批判されそう。
  • オリンピック辞めろデモがマラソンに映りこんでテレビ中継が困る
    • 厳戒態勢な気もしますが…隙間を縫ってテレビに映りこむゲーム
  • 欧米メディアがオリンピック批判するのを、日本のマスコミが誇張して取り上げる
    • ありそう過ぎて怖い

こりゃマスコミは視聴率が取れそうですね。

まとめ

なんだかんだでオリンピックを開催したい人がいるだろうし、上手い事歴史修正されて「コロナの中で頑張ったオリンピック」とか歴史の教科書に載りそうなので、オリンピック反対派はなんとか爪痕を残さないといけないと思いました。