客観視点は難しい。

リーマンブラザーズ破綻の話。

金融日記:とうとううちの会社が逝ってしまったよ! ( ゚д゚)

山一證券破綻の時も、最後までしがみついてた社員に対して「自分の会社の行く末も分からないようじゃ、経済を見通せるわけはない」とかみんな言ってたけど、自分の会社だからこそ見通せなかったのかもしれない。と思う。

■正しい事を信じるんじゃなく、信じたいものを信じる

外資系証券マンなんて、頭良くて優秀な人ばかり(のはず)。経済知識も情報量も豊富で一般人より先見性もある(はず)。なので、普通に市場予測する分には先を見据えて正しい判断ができる。けどそれは自分が当事者じゃない=予想が外れても損をしない(※)から、主観が入らず分析できるから。

自分が当事者だと主観が入って冷静な判断ができなくなる。つまり客観的な根拠(データとか)なく「まさかうちが潰れるわけがない」とか思ってしまう。いかに経済を見通す力があっても、自分を客観視できる能力は別なんだなぁと思いました。というか、人狼BBSを経験すると自分を客観視できる人なんてそういないということが分かるので、あの状況じゃリーマン社員だけじゃなくても逃げるのは難しかったと思います。

■普段の生活に生かしてみる?

ということで、自分を客観視できないとまずい状況に追い込まれる時点で負けと考えるべきです。例えば鷲巣麻雀とか。ともかく、自分が笑って捨てれないものは賭けない方がいいよね…。あと一度離れてみるとか外部の評判を聞くとか。自分の会社を客観的に見るのは社名をぐぐればオッケーです。悪い評判もいい評判もフィルターかからず確認できます。


追記:
そういえば、事故米関連で自殺者が出てしまいました。これも端から見ると「自殺するくらいなら農家廃業してバイトでもすりゃいい」って思っちゃうんだけど、当人としては今までの基盤が全否定されてお先真っ暗になっちゃったんだろうなぁ…と思ったり。そういう点では、普通のサラリーマンも仮に会社が潰れたらどうするか?とか普段から考えておくべきですね。