ウィンブルドン2004 男子決勝戦評

終わってからちょっと時間がたってますが、
ウィンブルドン2004の最終試合、男子シングルス決勝の結果を書きたいと思います。

男子は予想通り、フェデラーVSロディックというNo1とNo2同士の対戦となりました。解説によるとNo1とNo2の対戦は22年ぶりらしいですね。現世代最強オールラウンダーVS世界最速サーブ王の対決はどうなったんでしょうか!?

ウィンブルドン2004 男子シングルス結果

○ロジャー・フェデラー
          3(4-6 7-5 7-6 6-4)1
                    ×アンディ・ロディック

戦評:
第一セット、いきなり世界最速サーブをもつロディックのサーブがキレまくる。きわどいコースに220km/hを超えるサーブをぶち込みエースを奪ったかと思うと、センターに230km/hを入れてフェデラーも思わず空振りw。圧倒的な力でサービスゲームをキープしていくと、リターンゲームでもフェデラーのセカンドサーブを叩いて主導権を握り超速フォアで攻め込んだ。とにかく弾が早くあのフェデラーがコースをコントロールしきれない。そうこうするうちにロディックがフェデラーのサービスゲームをブレイクし第一セットはロディックが取ったのだった。

しかし第二セット以降状況が一変。フェデラーがだんだんロディックのサーブのコースを読み始め、ロディックはエースが取れなくなる。またストローク戦でもスピードに慣れてきたフェデラーが持ち前のゲームメイク力でコートを支配。ロディックは第一セットで有効だったネットプレーをなぜか繰り出さずストローク戦でだんだんフェデラーに押されていく。結局フェデラーが第2縲恆謔Sセットを取り2年連続のウィンブルドン制覇を成し遂げたのでした。

感想:
女子の決勝と違って超ハイレベルな試合でした!夜中まで起きてたかいがあったわ縲怐B
とにかく最初はロディックのサーブが決まりまくっててフェデラーがただのザコみたいでしたが、2セット目以降コースを読んで返してきたのはさすがフェデラー。またロディック苦手のバックを中心に玉を集め、主導権を握らせませんでした。つかロディック。サーブとフォア以外も練習しろ。ボレーはやっぱり並以下でした・・・。
とはいえ今回一番ヤバいと思ったのがロディックのフォア。あの速さで全部打って来られたらこっちからボールをコントロールして打ち返すことなんてできないっす。あれが今後の標準になるとしたらとんでもなく脅威っつーかついて行けん。

ともかくこれで2004年のウィンブルドンが終了しました。
例年より面白かったけど不満もちょっとあったので
2005年のウィンブルドンへの予想(希望)も達成確率と合わせて書いておきますね。

・シャラポワがベテラン選手にボコボコにされる(80%)
   あの思い上がった小娘に制裁を・・・。
・サーブ&ボレーヤーの台頭(60%)
   今回のアンチッチなどはなかなか良かったと思います。
・女子のレベル向上(50%)
   主力選手が復帰すれば戦国時代になるでしょう。
・センターコートに屋根がつく(30%)
   2009年まで待ってられません。
・俺が現地に行って試合観戦(20%)
   英語はカタコト。
・ティムヘンマン(まさかの)ウィンブルドン優勝(5%)
   いいかげんイギリス人に夢見させてやってよ。

この中で達成したら一番盛り上がるのはヘンマンの優勝です。なんといっても彼、イギリスではあのデビット・ベッカムと同じくらい人気(ほんとに?)なんですね。それに何年も前からウィンブルドン出てほとんどベスト8縲怩Sの間で負けてます。つまり惜しいところまで行ってるが優勝できない、じらし上手なプレイヤーなんです。
けど今年は無名のアンチッチに負けて、イギリスのタブロイド紙にはユーロでPK外したベッカムと同じ扱いで”戦犯”なんて書かれてたみたいですし。そろそろ優勝しないと大衆も見放しちゃうぞ、と。

ということで俺からヘンマンにありがたいアドバイスを送ります。

来年は全仏オープン欠場しましょう。

今年は土のコートでがんばりすぎちゃいましたね。