「東のエデン」全11話を一気に見た。

肩脱臼してヒマなので、1日中ゲームとかテレビとか見てました。こんなに家から出なかったのは久しぶり(汗
ってことで東のエデンです。
### 「東のエデン」ストーリー
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[東のエデン](http://anime.biglobe.ne.jp/title/index?id=2295)
「100億円あげるから日本を良くして下さい。」
2010年11月22日(月)。日本各地に、10発のミサイルが落ちた。ひとりの犠牲者も出さなかった奇妙なテロ事件を、人々は「迂闊な月曜日」と呼び、すぐに忘れてしまった。そこから3ヶ月。卒業旅行でアメリカに出かけた森美 咲と、記憶を失い拳銃と、82億円の電子マネーを持った滝沢 朗が出会うところから物語は始まる…。
実は滝沢は選抜された12人の「セレソン」の1人。セレソンは「日本を正しき方向に導く義務」があり、100億円の電子マネーがチャージされた携帯が渡される。100億円は自由に使えるが、私利私欲のためにつかったり、日本を正しい方向に導けないまま残金が0円になると、「サポーター」に抹殺される。また12人の内1人が日本を正しい方向に導いた場合も、他のセレソンは抹殺される。
### 感想
ストーリーだけ読むと、バトルロワイヤルみたいなブラックな話かなと思うけど、ハチクロの羽海野チカがキャラデザインして世界観もそれに合わせてるから柔らかい雰囲気で落ち着いて見れる。**ほんと作画綺麗だし。**世界観とかキャラクターとか作品の空気は大好き。すごいかっこいいアニメ。
ただ映画化前提ってだけあってストーリーは不完全燃焼。最終的な目的はセレソンシステムの解明とMr.OUTSIDE・サポーターの正体だけど、どんな結末であれ今までの複線に耐えられない気がする。エヴァと違って、「神話」とか「謎」でぼかせず必ず答えを用意しないといけないんだけど、答えを言ってしまうと想像の余地がなくなって興ざめしてしまうという難しさ。あとなんだかんだで1話完結式だったから、あまり謎が深まらずクライマックスも盛り上がりに欠けてた気がするなぁ。ま、TV版だけじゃ、何も解決してないから不満なのかもしれないね。


けど**このアニメの一番の魅力は主人公**かもしれない。最近のアニメの主人公って、単なる熱血漢かエヴァのシンジみたいに影背負ってネチネチしてるかだけど、滝沢は男らしいくてピュアで好感持てる。それに引かれていく咲が可愛い。というか他の場面でも可愛いく描かれてる。容姿もそうだけど性格面。就活で落とされて家に帰りたくない場面とか、複雑な感情をセリフでしゃべらず行間で伝えてるのがいいなぁ。
実はこのアニメは、セレソンシステムがメインと見せかけて2人の恋の物語なんじゃないかな。…ってか、公式のアオリも「ひとりの男の子と、彼を見守った女の子の、たった11日間の物語。」になってるしその通りか。
そんなんで映画は11月28日公開。セレソンシステムとかどうでもいいから、朗と咲の恋の結末だけちゃんと書いてくれればいいんじゃないかな。。ノブレス・オブリージュ。映画が名作であらんことを。
[東のエデン:映画スペシャルサイト](http://juiz.jp/special/#/story/)
(追記)
つか作中のセレソンが使ってる携帯を「ノブレス携帯」って言うんだけど、これがメカメカして超かっこよくて着信音変えちゃったぜ!着信音の作者さんありがとう!
[【避難所】ノブレス携帯着信音](http://whitebearh.blog113.fc2.com/blog-entry-42.html “【避難所】ノブレス携帯着信音")
[TVアニメーション「東のエデン」とNECがコラボレーション: ニュース | NECデザイン&プロモーション](http://www.nec-dp.co.jp/information/20090409.html “TVアニメーション「東のエデン」とNECがコラボレーション: ニュース | NECデザイン&プロモーション")


(2009/8/24追記)
というか今気づいたんだけど、テレビ版って1話20分×11話=220分。映画って1本100分として2本で200分。テレビ版でちょうど半分の物語なんだね。そりゃ謎も解明されないわ。