初心者向けプログラミングスクールと、学生時代に似たようなスクールに引っかかった話

思うところあったので自分用メモ。メモといいつつ4000文字超えました。

初心者向けプログラミング学習手法

いろいろあるようですが、一連の騒動で言及が多かったものを列挙。

完全オンライン・相談員なし

  • ドットインストール
    • 月額1080円
  • Progate
    • 月額980円
  • Udemy
    • レッスン毎に数1000円。なお定価は数万円だが、常時セール状態なので定価で買うことはない

相談員あり、あるいはオフラインあり

定番系(?)のスクール。

どちらも実績として数万人単位の卒業生を輩出している。特徴としては受講料が10万円程度とそこそこ高額な点。

定番系以外のスクール。

2019年10月時点で話題(問題)になっているウェブカツや、過去にSkillHacks、侍エンジニア塾というやつも話題になったようだが、定番系のスクール以外にもたくさんのスクールがあるらしい。良心的なものもあるかもしれないが、ほとんどがあまり良い評判ではない。

特徴としては、

  • カリキュラムの内容が市販の書籍以下でありカネを払う割にはスキルがつかない
  • 相談員が初心者で質問をしてもまともに返答されない
  • オーナーが守銭奴で他の定番系スクールにかみついてSEOハックをする、などである。

中には後で言及するエントリで紹介されているFJORD BOOT CAMP(フィヨルドブートキャンプ)のように良いスクールもあるかもしれないが、

  • 定番系以外のスクールを検討するときは、必ず口コミを参照する(SEOハックされてる可能性もあるので、いろんな角度から検索する事)
  • 他のプログラミングスクールと比較する
  • そもそも他の勉強手段を検討する

など視野を広く検討したほうがいいと思う。

学生時代に似たようなスクールに騙された話

簡単に言うと、学生時代、”英語&ITスキルを身につけられる”スクールに入会していた。確か「就活で強みになる!」的なうたい文句で、大学3年生、4年生をターゲットに営業しほいほいと事務所に行くと契約を迫られる系だった気がする。入会金は70万で契約時は「いつでも教室に来て英会話レッスンが受けられる」「高スキルな英語教師とIT担当者が教える」的なうたい文句だったが、いざ英語のレッスンに行くと先生が1人、生徒が7,8人くらいでほぼ発話する機会がない。初回でやっちまったな~と思いました。そんなわけでNOVAとかGabaとかライザップイングリッシュは数10万払ってマンツーレッスンできるので結構マシだと思いますw

で、IT系は最高峰がWindows 2000 Server のMCPに合格するってプランだったけど、学習用テキストが市販の赤本wで、自習室で勝手に勉強を進める。詰まったら相談員に相談する仕組みでした。当時はPCが1台20万くらいしたのでサーバー環境とクライアント環境が用意されている自習室はありがたかったですし、相談員に質問して答えてくれたのは良かったです。ただ、相談員はWindows 2000 ServerのMCP1つしか持っていなかったので、一般的なIT企業の新卒半年後レベルかな、と思います(私は初年度にMCP3つ、3年目にはMCSEでした)

そんなわけで、途中退会すれば返金されると聞いたので、MCPだけ取得して退会したのでした。確か20万くらい返金されたかな?

このスクールの儲けのポイントですが…

  • 営業力
    • 名簿リスト商法で学生に電話かけまくり、事務所までおびき寄せ。
  • 洗脳力
    • マルチ商法ばりの契約手法で、契約するまで学生を返さない。ノーと言わせない。
    • この教室に入る事が人生のプラスになる!みたいなスタンスで押すし、通わせる
    • というか、店員(?)自身も洗脳状態で、大声で朝礼などは普通にしてた
  • コスト減努力
    • しょぼしょぼ英語授業 & 市販テキストでコスト削減

2000年代前半にはこういう悪徳教室が流行ったそうで、それを問題視した記事もあった気がするけど、ちょっと見つかりませんでした。

そんなわけで、プログラミングスクールの話

私が騙されたスクールを思い出すと「スクールの内容がしょぼい・レベルが低い」というのはありそうな話だな、と思いました。なので、そういう評判が立っているスクールはやめた方がいいと思います。

ではテキストがまともだとして、プログラミングスクールに通う意味があるのか?私見ですが、Progateや市販のテキストを読み進められる人であれば意味がないかな、と思っています。

まずプログラミングスクールのテキストが市販のテキストよりも優れているとは考え辛いです。HTML → CSS → JavaScriptと進めるよう一気通貫している可能性はありますが、これだけ書籍や情報があふれている世の中で、プログラミングスクールのテキストが市販より数倍よい事はないのかな、と。というか、それだったら書籍化してる気がします。

ではメリットは何かというと、相談員の存在かと思います。プログラミングに限らずですが、自分で1時間悩んだのに先生に聞くと一瞬で理解できた、というのがあるので、Progateや市販のテキストを自力で進められない人にはめちゃくちゃメリットがあると思います。

なお「就職時にアピールできる作品の完成まで出来る」と謳うスクールもありますが、各スクールの卒業作品を見たところ、初級~中級レベル書籍の最終章に書かれている内容と同じレベルだなと思ったので、スクールのレクチャー内容は書籍を超えていないと思います。

Progateや市販のテキストを自力で進められない人とは?

  • 机に向かう習慣がない
  • ITがまるで分からない

のどちらかです。どちらも当てはまる人はプログラミングスクールが適していますが、逆に言うと「IT業界に向いてるのか?」という疑問あり。つーかIT業界は常に勉強なので、前者の人はヤバい。

後者の人、机に向かう習慣はあるが、ITは分からず、書籍を読むだけでは進めない人ですが、全く分からない人はいないと思うので、同じ書籍を読むにも10時間かかるのを人に聞いて効率化したい人と、2時間の人との差かな。

これは10時間の人より2時間の人の方が下地があるとも言えるが、机に向かう習慣さえあれば追い抜くことは可能だから問題ないかと。あと、プログラミングスクールの教材が市販と同程度であるなら、相談員に質問できる分、自分でテキスト読むよりは絶対に早く習得できるので、プログラミングスクール利用者を「テキスト読んで理解できなかった人たち」とdisるのは違うと思います。

プログラミングスクール卒業後の話

以下のブログがバズっていてその通りだと思います。

私はWindows系エンジニアなのでMS系技術で例えますが、ActiveDirectoryで言うならシングルドメイン・シングルフォレスト、1サーバーだけでAD立ててユーザー5人作って経験あります!とは言えない。Web系の世界は知らないが、なぜかデータをオンプレOracleから持ってきているWebシステムとか、2種類の言語で書かれている謎システムとか、教本の綺麗な世界ではないのが現実なのかなと。

そういったものに対処する事で現場力・実戦力がついてくるのかなと思います。

学習教材 身につくスキル 学びやすさ 継続の仕組み 価格
書籍 基礎完了程度(書籍による) × 約2,000円
オンライン教材 基礎完了程度 約1,000円程度/月
プログラミングスクール 基礎完了程度 約150,000円
実戦 実戦レベル 給料をもらえる

同僚に質問でき、仕事をやるしかない実戦が一番成長できます。ただし、採用されなければいけません…。この基礎終了~採用レベルをどう埋めるかが課題かなと思います。

プログラミング学習、プログラミングスクールの未来

人間、出来ないものには憧れます。世の中で必要と言われてて自分が出来ないものは特にです。ということで、英語やダイエットとならんで、一大教育市場に発展すると思います。この流れで低品質プログラミングスクールが乱立すると悲しいので、いっそのことライザップにライザッププログラミングとか作ってもらって業界基準を作ってもらいたいです。ライザップの場合、ダイエットや英語でも30万円~40万円程度なので、プログラミングもそれくらいで参入してもらって、高価格だが高品質を作ってもらいたい。そうすれば、10万円程度のプログラミングスクールへの期待度が上がるし、期待度に答えられないスクールは淘汰されると思います。

また、我々業界人がまともなプログラミングスクールを応援していくのが大事なのかな、と思いましたんで、そこんとこよろしくです。

余談:よさそうな書籍(HTML/CSS)

今回の調査でいろいろ調べたので記念にメモ。参考にしたのは以下のサイト。1番目のサイトを基準に、他のサイトの内容も併せて検証。


いちばんよくわかるHTML5&CSS3デザインきちんと入門


HTML5/CSS3モダンコーディング フロントエンドエンジニアが教える3つの本格レイアウト スタンダード・グリッド・シングルページレイアウトの作り方

ProgateやってUmedyやった後に、ここらへんの本を読むとよさそうです。

余談:よさそうなサイト(JavaScript)

JavaScript Primer #jsprimer

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