日本でいつマスクが外れるのか
自分用メモで結論はない。ふと思ったので書いてみる。
思ったきっかけは、そもそも新型コロナに対する自分の危機感が明らかに薄れている、と実感した事。だんだん飲み会にも行くようになってるんだが、席に座っているときはマスクをせず、席から立つときはマスクをする。
まぁそれはいいんだが、席についてマスクしてない時間の方が圧倒的に長いし、隣のテーブルと距離が離れてるわけでもない。少なくとも自分の感染予防って面では意味ないよな、と。
ちなみにこの前行ったガストでもこの運用だったが、席に座ったグループがノーマスクでめちゃくちゃしゃべってるのでマジ意味ないだろ、と思いました。
騒動初期はスパコン富岳での演算や米CDCでの研究結果を熱心に見て、どのような場面でマスクをすれば有効か?なーんて考えてたんだけど、最近はもう考えるのも面倒になってきてるな、と思ってます。
自分の気持ち
マスクに対しては
- 嫌だ:3割
- 面倒:7割
くらい。嫌だってのは「暑苦しい」とかそういう感情。面倒ってのは、玄関出るときにマスク忘れて取りに帰るの面倒とか、車から出て見せ入る時にマスクするの面倒、とか手間の部分。日焼け止めするのと似たような感情かな?嫌というより面倒、みたいな。
なので、嫌っちゃ嫌だが、そこまでじゃないというか。主張のない、平均的な日本人像かなと思う。
過去の記録を見る限り、2020年4月くらいにはマスクを着けだした様子である。
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2(2019-nCoV))の4/4状況 | ぷりどうぐ
ただ、そんな思い出は薄いというか、あーマスク生活してたのかもね?って記憶しかない。
マスクを外す流れになるきっかけの考察
そんなわけですが、この調子だと20年後も日本ではマスクしてそうでさすがにそれはどうかな?と思ったので、どんなタイミングで日本人がマスクを外すのかの思考実験をしてみました。
「合理性」が武器
自分は自転車乗ってたり近所を歩いてるときはマスクはしてない。なぜなら人もそばにいないし、いても一瞬で通り過ぎるから、マスクをする合理性がない。実際、現在は合理性がない場所でマスクをしている人は多いので、こういったポイントでは"マスクしなくてよい"風潮になりそうな気がする。
しかしこれを"合理性"で正当性を主張するなら、人との距離が近い室内でマスクをするのも"合理性"があるので、オフィスでマスクをするべきであるし、今のところ私はしている。てことで"合理性"一本では全面的な解除にはならないと思う。
もちろん、オフィスで黙って座ってる分にはマスクの意味ない、という"俺の中では合理的"を主張するのは自由であるし、そういう流れになる可能性もある。
アジアと欧米
反マスクが主張しそうなのが「欧米では外してる。日本では遅れてる。」との主張だが、日本というよりアジア諸国が親マスク的な立ち位置だと思う。これがなぜかは調べてないので分からないが、日本以外のアジアでマスク流行がなくなればそこを見るのはいいだろうし、そうじゃなければアジア全体の問題?課題?な気がしている。
ちなみにだけど、欧米に住んでいる日本人の情報からすると、欧米でも半数くらいの人が地下鉄や公共機関ではマスクをしてるらしい。メジャーリーグ中継を見てるとほぼ全員ノーマスクだが、あそこには残り半分のウェイ系が集まってるか、屋外ではマスク不要という"合理性"が常識になってるんだと思う。
若者は親マスク?
コロナ以前から若者はむしろ積極的にマスクをするような文化だった。よって反マスクしているのはおっさんだけ、という説もある。もしそうなら、反マスク的な話に若者は無関心、となるが、逆におっさんの方が政治的なパワーがありそうだから、マスク外す流れには影響しなさそう。
子供の教育的な視点
一番影響ありそうなのはこれで、子供のころからマスクしてると健康被害が~とか人の認識能力が~とか自然派ママに親和性の高い言説が出てきそうな気がする。
欧米の子供とアジアの子供を比べたら、欧米の子供の方が積極的でコミュニケーション力が高かった!これはマスクのせいだ!とか研究結果を発表させれば、自然派ママクラスタには大ウケすると思う。(もちろん、欧米の子供の方が積極的でコミュニケーション力が高いのは元からなので偽造研究)
ということで、反マスク陣営はそういう研究者を抱き込んで論文書かせて、マスコミに情報提供するっていうロビー活動が有効だと思います。
うーん、こう書いてると20年後も意外とマスクしてそうな気がするな。個人的にはボタン1つでシャッターが下りてマスクになるような仕組みがあれば(マスクを持ち歩く面倒がなくなって)全然いいんだけどな。
ディスカッション
コメント一覧
初めまして、私は日本育ちの日本人ながら現在パリ在住のためもしかしたら興味深いかなと思い、現地のマスク状況についてコメントいたします。恐らくヨーロッパでも国や地域によって異なりますのであくまでパリの状況です。
・街中ではもうほとんどマスク姿を見かけません。もともとアジア圏と異なりマスクをして外出するという習慣がないためだと思いますが、マスクをすることへの嫌悪感?はかなり強いようで大人数で集まる際もマスクをする人はまずいません。なお、私も現地の習慣に従ってマスクなしで過ごしていますが、大人数でボーリングをした数日後に見事にコロナ陽性になったので皮肉にもマスクの効果を実感しました。
・パリではあまりにも多くの人が感染したため、重症化リスクが下がった現在は感染して免疫をつけるのもありという考えもあるのかもしれません。
・一方、電車内ではマスクをつけないといけないというルールがあるので、逆にマスクをしていない人を見かけません。私はどうせするなら家からすれば良いのにと思ってしまいますが、皆駅に入るときにマスクをつけて駅を出たらまた外しています。
・個人的には常にマスクをしている日本もいつでも外そうとするパリも極端すぎで、普段はしない、家族以外の人と話すときはマスクをするくらいが一番「合理的」なルールではないかと感じています。
貴重なコメントありがとうございます。
ルールで強制している状況であれば、指定された場所では必ずする、そうじゃないところはしない、となるのかな…と思います。欧米でマスクする人が少なく、アジアでは多いのは、元々の習慣もあると思いますが、人生観?というのかな。欧米の場合は「自分のやりたいこと>命」なのかな…という仮説があります。
けど仮にサングラスしてないと感染する病気が流行った場合に、サングラス習慣がない日本人がみんなサングラスをするか?と想像するとそうでもなさそうなので、みんな意外と普段からあまり命を意識してないだけかもしれません。