クレジットカード情報入りバックアップテープ盗難事件

米Bank of Americaは2月25日、120万人の政府職員のクレジットカード情報を含んだテープを輸送中に紛失し、これらカード所有者が盗難やハッキングにさらされる恐れがあることを明らかにした。

ひょぇぇぇぇぇぇ…。恐ろしい。
ていうか、バックアップテープ盗むな!どんだけ苦労してバックアップ取ってると思ってるんだ…orz

えーと。説明するとですね。
普通のサーバは、最低RAIDを使ってHDDが壊れた場合でもデータが飛ばないように冗長性を保ってます。で、定期的にテープドライブ等の外部装置にバックアップを取って、サーバー本体が完全に壊れた場合でもデータだけは守れるようにしています。
ただ、こういった場合でも天災などでサーバを保管している建物自体が破壊されたら一貫の終わりなんですねぇ(9.11テロとかではデータ全部飛んだせいで倒産した会社とかあるらしいし…)。ということで、テープに保管したデータを遠隔地に保管してデータだけは死守する!っていうのが正しいテープバックアップのオペレーション。しかし、配送員がテープ盗むなんて…。大前提が崩れちゃうじゃん。
失った信頼=Pricelessってところですか。

ちなみにお金がある企業はテープじゃなくてディスク(HDD)バックアップに切り替えてます。コストはテープの時より上がるけど、ネットワーク経由で遠隔地にデータを移動すれば今回みたいな危険も防げるし、なによりテープバックアップは面倒!つーかITエンジニア的にはやりたくない…。

結論としてはディスクバックアップにしようよ!ということでした。さあ、営業は今回の事件を利用して顧客にディスクバックアップを薦めるのだ!そして俺らの負担を軽減させてくれ…_| ̄|○

ちなみに、テープ・テープドライブは秋葉原や新宿ヨドバシで現物を見ることができます。興味のある人はどうぞ。
参考サイト:
http://www.keyman.or.jp/search/30000375_1.html
http://www.hitachi.co.jp/products/
9000v/product/peripheral/backup_r/

http://www.yodobashi.com/
enjoy/more/i/cat_8427434_66_271/1277053.html