我が家の気密・断熱スペック:サーモグラフィーでのチェック

新居に引っ越して一冬越したので、(比較的)高気密・高断熱なわが家の紹介と、ひと冬の結果を紹介します。

前提:我が家のスペックとチェック当日の様子

気密値(C値)

少しぼかして0.5強。高気密に本当に拘れば0.3くらいになるので、0.5だと高気密業界ではギリギリ人権かと思われます。

UA値

不明。建売なので。

断熱材

アクアフォームLITE。厚みは外壁95mm、床130mm、屋根105mm(一部200mm)

YKKAP エピソードⅡ 防火窓 GNEO。樹脂アルミサッシの遮熱Low-Eペアガラス。熱貫流率は約2W/m2k。樹脂サッシなら1.0~1.5、トリプルサッシなら0.5いくので、ここは拘りたかったが建売なので。

当日の天気や気温

3月某日の寒い日。外気温は10℃くらい、暖房は1Fと2Fの暖房を全て20℃設定。

測定機器

サーモグラフィーはiPhoneにつなげて利用できる以下の商品を選択。ヤフオク・メルカリで売ってます。

FLIR(フリアー)【国内正規品】iPhone/iPad用 FLIR ONE Gen3 4800画素 赤外線サーモグラフィー メーカー品番:435-0004-03

測定結果

結論から言うと以下。

  • 壁:24℃
  • 窓(雨戸閉める/カーテンあり):21℃
  • 窓(雨戸なし/カーテンなし)
    • 窓部分:19℃~22℃
    • サッシ部分:11℃~18℃

標準的な壁

さすがに高気密・高断熱住宅だけあって隙間なし。壁面はもちろん、部屋の端や天井もしっかり断熱。

分かりやすく。

  • カーテンあり:22.4℃(上部)、20.1℃(下部)
  • 窓:22.1℃
  • サッシ部分:14.6℃
  • 窓開けて雨戸の温度:11.8℃

カーテン大事、下部から冷気は漏れる(主にサッシのせい)、窓ガラス自体は冷たくない。多分、雨戸は断熱にあまり関係ない(金属製なので)

全ての窓がこんな感じとは限らず、小窓の方が冷気がありそうな感じでした。

高気密・高断熱と謡いつつ不満なのがサッシで、今時樹脂サッシなんて新築の家ならどこでも採用しているので、完全樹脂サッシにしてほしかった。

トイレ換気口(施工不備っぽい)

一見なんともない換気口だが、空気がダダ洩れ。こちらは1Fで2Fがこれだから、明らかにアレです。

中身はこれ。エアコンパテで埋めたけど、まだ漏れてますね。夏までにパッキンか何かでDIYしようかなと思います。

ちなみにここは気密チェック業者さん発見してもらった箇所。換気口周りに目張りして再計測しただけで、気密値が0.3上がりました。

基礎回り、天井

未チェック。長期優良住宅仕様なので、自分で潜って調べられるのだが、そこまでできず。時間があればやってみます。

まとめ

  • カーテンマジ大事
  • 窓よりもサッシの断熱が重要
  • 多少の施工ミスで気密値は下がる

次のブログではひと冬の気温変化と室温変化をグラフで見てみます。