入院日記1 折れた瞬間~搬送まで

跳んだ瞬間、いや跳ぶ前から「こりゃヤバい」って感じでした。予想以上にリップでスピードが落ちず、今までより速いスピードで進入している事が体感できたから。といっても人間の反応スピードは0.1秒以上なので気付いたら空中。案の定、ランディングはあっという間に過ぎていきフラット地帯に到着。衝撃に備えたけど上手く吸収できず尻を強打しました。(この時右手も骨折してるのだけど気付かず)

打った瞬間はむちゃくちゃ痛くて、みんな集まってきたり板を脱がしてもらったりするのに全く分からず。担架で運送されてるあたりから「あー一緒に来てる友達に連絡しなきゃな~」と意識がはっきりしてきました。そのまま車に乗せられ苗場プリンスの診療所へ。距離にすると800mくらいなんだけど、まだ着きませんか?って何回も聞いたなぁ。だってこっちは仰向けでどこ走ってるのか分からないんだもん。

※プリンス系ゲレンデで怪我すると、診療設備が整ってるので安心。前回かぐらで脱臼したときもその場ではめてくれた。

診療所でレントゲンを取った結果、骨折が確定。「うはwww折れてるんだwww」と笑うしかなかった。というのは、この時にはだいぶ痛みも収まってたのでヒビくらいかなぁと思っていたのだ。正直痛さだけだったら脱臼の方が全然痛い。骨折未経験のみなさん、脱臼よりも痛くないんで安心して下さい(笑)

とにかくもう起き上がれないので、友達に自分の車を運転してもらい東京に帰る事に。苗場→東京まで4時間寝たきりで荷台に乗ってました。これが地味に辛かったなぁ。車の中で親や職場に連絡。あんまり心配させたくなかったのと笑うしかないのでずっと笑ってました。そんな感じで病院に到着。運転してくれた友達はマジ感謝です。

で、病院についたはいいけど既に20時。簡単な問診だけで「今日はお休み~」だとさ。え?何も治療しないの!?俺この病室で一人ぼっちで寝るの!?

…続く。