WBC雑感。

WBCよりは栃東が横綱昇進できるのか、そして優勝の行方は!?と春場所の様子が気になって仕方がない僕なのですが、展開的に面白いことになってきたみたいである。

昨日日本が韓国に負け1勝2負。準決勝進出絶望かと思いきや、アメパイヤー(アメリカ寄りの審判。類語:ジャンパイヤー)導入も実らずアメリカがメキシコに負けリーグ第三位。日本が準決勝進出。そして韓国は3連勝。これはちょっと想像していなかった。それはメディアも同じで、初戦でアメリカに負けたときも「18日の準決勝でアメリカに雪辱を」と日本はともかくアメリカが準決勝に当然行くような論調で報道していたので、今回のアメリカ敗退はコメントし辛いだろうな。

WBCにおける日本のスタンスは「アメリカ(&キューバ)を倒して世界一」。最初からアジアの国は眼中になかった。日本で一番と言ってもいいほど人気があり、育成システムも整っており、かつ伝統もある野球で他のアジアの国に負けるなんて考えられなかったから。

ま、何が言いたいかというと、今回日本が韓国に連敗した事で日本は韓国より弱かったと素直に受け止めるべきだ。まぁ僅差だし、2戦だけで優劣を決めるのは早すぎるし、日本ベストメンバーじゃないし、100戦くらいすれば日本が勝ち越すだろう(と願いたい)けど、そう思うべきだ。その方が日本のためになる。

これは俺の考えなんだけど、スポーツでも経済でもアメリカ&欧米に追いつけ追い越せと言いつつも、どこかで超えられない存在として従属するような姿勢はなかっただろうか?日本対アメリカ戦に弟子が師匠に戦いを挑むような図式を想像したのは僕だけかな?少なくともアメリカを蹴倒してその上に日本が立つようなイメージを持っている人は少ないと思う。

今回の日本の敗北はアメリカに追いつけと言いつつ「勝てなくても仕方ない」とどこかで思っていた日本が、本気でアメリカを蹴落とすつもりで取り組んでいた韓国に負けちゃったという図式に見えてならない。日本の憧れの対象であるアメリカは予選敗退しちゃったしね。

だからと言って「韓国マンセー」になれとは言わないけど、嫌韓するだけでなく事実を事実として受け止め見習うべき所は見習うべきだ。この先こんな悔しい思いをしたくなければ。

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