デスノート後編感想

先週の話になりますが、デスノート後編を見に行ってきました。劇場はユナイデット・シネマ豊洲。ここ、いいんですよ。なんつったって人少ない。日曜初回とはいえ1/4の入りで、ちょっと前に見た16ブロックなんて観客10人くらいでしたから。いや、儲けなしだろ。設備もいいので人が増えるまではここに通おうと思います。

■まず批判。

「間」が足りない。原作の名場面もどうでもいい解説目的のシーンも同じテンポで進むので、単調な感じを受けました。

後は…。エンターテイメントに徹した原作よりか、月と総一郎のヒューマンドラマ的要素や善悪観念の問いかけ要素が多かったんだけど、みんな気にならなかったのかな?問題提起は成功したけど、原作と違ってメッセージ性の強い物語になってしまったのが賛否両論ですかね。俺は、うーん。中途半端、取ってつけたようにしか見えませんでした。もっときっちり演出してくれればね。心に響きもするんですけど。

■原作の名場面引用しまくり

半年振りのデスノートってことで、最初はわくわくしながら見てたんだけど、途中からは原作と同じ展開。先が見えてくるんですよね。なので中盤は正直つまんなかったです(演出さえ良ければだれなかったのに…)。人によっては「原作の名シーンが見れて満足」って人もいただろうけど、僕に取っては退屈でした。…演出がなぁ

■で、感想

もちろん、最後の結末には驚かされた。あの最後のトリックを「真の結末」にしてしまってもいいと思うほど気に入ってます。役者さんに不満はないです。ただ演出がなぁ…チープ。これはこれで面白いし映画になってよかったけど、他の監督が撮ればもっと魅力的なデスノートになったんじゃないかな、と思います。それが残念。